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SwitchBotリレースイッチは、既存の照明などをスマホからオン・オフするための埋め込み型デバイスです。日本公式では「リレースイッチ1」が販売されており、設置は電気工事士などの有資格者へ依頼する必要があります。

一方、海外向けの「1PM」は電力測定に対応する別モデルです。「1PMの方が高機能だから」と、海外仕様の定格や施工例を日本向け製品へそのまま当てはめないことが大切です。

この記事は公式仕様とサポート情報をもとにした導入ガイドです。リレースイッチの施工・実機レビューではありません。

SwitchBotリレースイッチは何ができる?

既存の設備をオン・オフする

壁スイッチなどの配線側へ取り付け、照明の点灯・消灯をアプリやスケジュールから操作する製品です。取り付け面からスイッチを押すボットや、コンセントに挿すプラグミニとは設置方法が異なります。

リレースイッチ1はWi-Fi・Bluetoothに対応し、Matter経由の連携も利用できます。機能だけで選ぶ前に、制御したい設備へ設置できるかを確認しましょう。

調光や電力測定は別の機能

オン・オフできることと、照明の明るさを変えられることは別です。公式サポートはリレースイッチ1・1PMについて、調光には非対応と説明しています。明るさの調整が目的なら、照明側の機能や別の制御方法を検討してください。

出典:SwitchBot公式サポート「リレースイッチの調光対応について」。

日本向けリレースイッチ1と海外向け1PMの違い

比較では、名前の似た海外モデルと日本向けモデルを分けて見る必要があります。以下は、日本公式のリレースイッチ1と、海外公式のRelay Switch 1PMを比較したものです。

比較項目 日本向けリレースイッチ1 海外向けRelay Switch 1PM
基本用途 設備のオン・オフ 設備のオン・オフと電力測定
電力測定 非対応 対応
ドライ接点 対応 非対応
過負荷保護 非対応 対応
公式記載の最大出力電流 AC・DCとも6A AC16A・DC10A
購入時の判断 日本向け製品の仕様・設置条件を確認 海外情報として参照し、国内での適合・保証を個別確認

出典:SwitchBot日本公式「リレースイッチ1」仕様詳細、SwitchBot海外公式「Relay Switch 1PM」比較・仕様。

1PMの電力測定は、電力・電流・電圧や電力量などを確認する機能です。日本向けリレースイッチ1へ同じ測定機能が搭載されているわけではありません。

日本向け1と海外向け1PMの電力測定・ドライ接点・過負荷保護・最大出力電流の比較
日本向けと海外向けの公式仕様を整理。国内での適合・設置可否は別途確認が必要です。

なお、日本公式の商品ページには、仕様表の「電力測定:非対応」と、発電電力を確認できるとするFAQが併存しています。本記事では仕様表に沿って、日本向けリレースイッチ1を電力測定用としては案内していません。測定が購入目的なら、注文前にメーカーへ型番を伝えて確認してください。

過負荷保護と過熱時の保護は混同しない

公式サポートは、1PMの過負荷保護をリレースイッチ1にはない機能として説明しています。温度に応じた保護機能があっても、許容電流を超えて使えるという意味ではありません。

出典:SwitchBot公式サポート「Relay Switch 1PMの過負荷保護」。

海外には2PMの公式情報もありますが、機種名だけで日本での設置可否を判断しないでください。国内向けの販売・仕様・サポート条件を確認できる製品から選ぶのが基本です。

購入前に確認する設置条件と工事費用

配線工事は有資格者へ依頼する

施工を相談する時は、次の点をまとめると、製品代以外に必要な作業も確認しやすくなります。

  • 操作したい設備のメーカー・型番と用途
  • 現在の壁スイッチの種類、複数箇所から操作するか
  • 中性線と収納スペースの有無
  • 負荷の種類・定格・始動時の電流への適合
  • 本体代・施工費・必要部材を含めた総額
  • 賃貸住宅なら工事許可と退去時の復旧条件

日本公式では中性線が必要と案内されています。スイッチの見た目だけで設置できるとは判断できません。配線の確認も施工業者へ任せましょう。

出典:SwitchBot日本公式「リレースイッチ1」設置上の注意・FAQ。

「6A以内」だけで家電への適合を決めない

最大出力電流は、接続したいすべての家電を使えることを保証する数値ではありません。設備によっては始動時の電流や制御方式も関係します。ヒーターやモーターなどを、消費電力の数字だけで接続可能と判断しないでください。

「本体が収まるか」「接続できるか」「安全に運用できるか」は分けて確認する必要があります。購入前に施工可否と見積もりが取れれば、取り付けられない製品を先に買う失敗を減らせます。

中性線と収納寸法、負荷と始動電流、施工を含む総額の3点を業者へ確認する図
施工可否はスイッチの見た目や電流値だけでは判断できません。配線の確認も有資格者へ依頼します。

設置できることを確認してから購入先を比較

施工業者に設置可否と工事費用を確認したうえで、日本向けリレースイッチ1の購入条件を比較してください。

SwitchBot リレースイッチ1(日本向け)

既存設備を配線側からオン・オフしたい方向けの製品です。設置には有資格者による工事が必要で、電力測定を目的とする用途には向きません。

※価格・送料・在庫・セット内容は各販売ページでご確認ください。

施工後の使い方|アプリ追加からMatter連携まで

まず手動操作とアプリ操作を確認する

  1. 施工業者と動作確認する:取り付けと安全確認を終え、壁スイッチで意図した設備が動くか確認します。
  2. アプリを準備する:SwitchBotアプリを更新し、スマホのBluetoothと必要な権限、利用するWi-Fiを確認します。
  3. デバイスを追加する:施工済みのリレースイッチをペアリング状態にし、アプリのデバイス追加画面に従って登録します。
  4. 名前を付けて確認する:「廊下照明」など操作対象が分かる名前にし、アプリと壁スイッチの両方でオン・オフを確認します。
  5. 自動化を追加する:基本操作が安定してから、時刻指定など単純な条件で試します。

配線が異なる設備へ、別の施工例の設定をそのまま流用しないでください。壁スイッチの動きとアプリの状態が合わない場合は、スイッチ方式や施工内容を業者と確認しましょう。

施工業者との動作確認からアプリ追加、命名、手動とアプリの操作確認、自動化までの順序
施工と安全確認が完了した後の操作の流れです。実際のアプリ画面を再現したものではありません。

アプリの共通操作はSwitchBotアプリの初期設定とデバイス追加、自動化の組み方はオートメーションの設定方法で整理しています。

Matterは対応する連携環境も確認する

リレースイッチの設定ページからMatter設定へ進み、連携先のホームアプリへ追加する流れです。日本公式は、SwitchBotのBluetoothデバイスを最大2台までMatter経由で連携できると案内しています。連携先で必要なコントローラー等の条件も確認してください。

ハブの代わりに使える範囲と、すべてのSwitchBot製品・機能を扱えることは同じではありません。使いたい機器がMatterの連携対象かを先に確認しましょう。

リレースイッチ1を介して最大2台の対応Bluetoothデバイスをホームアプリへ連携する概念図
日本公式の案内をもとにした概念図。連携先のコントローラー要件と対応機器・機能を確認してください。

出典:SwitchBot日本公式「リレースイッチ1」Matter連携の説明。

追加できない・オフラインになる時の確認手順

アプリへ追加できない場合

公式サポートは、外部の物理スイッチを連続で8回オン・オフしてペアリングモードへ入れる方法を案内しています。施工済みの設備で、取扱説明書と対象機種を確認したうえで操作してください。

改善しない場合の工場出荷時リセットとして、外部スイッチを20秒以内に20回オン・オフする方法や、本体ボタンを15秒長押しする方法も案内されています。ただし、本体ボタンを押すために壁内を開けたり配線へ触れたりしないでください。必要なら施工業者へ相談します。

初期化の前に、現在のデバイス名・自動化・連携先を控え、再登録する準備をしておきましょう。

出典:SwitchBot公式サポート「リレースイッチを追加できない場合」。

頻繁にオフラインになる場合

  • アプリが最新か、設備へ電源が供給されているかを確認する
  • 2.4GHzのWi-Fiと、設置場所までの電波状況を確認する
  • ルーターを再起動し、接続が戻るか確認する
  • 改善しなければ、発生時刻・頻度・ルーター情報を添えてフィードバックする

埋め込み設置後は簡単に置き場所を変えられません。通信を改善する時も、まずルーター側の配置や環境を見直し、本体の移設・配線の確認は業者へ依頼してください。

出典:SwitchBot公式サポート「リレースイッチ1が頻繁にオフラインになる場合」。

他の機器も同時に切れる時は、SwitchBotがオフラインになる原因別の確認手順も参考にしてください。

追加できない場合のペアリング確認と、オフライン時の電源・2.4GHz Wi-Fi・ルーター確認の流れ
公式サポートをもとにした確認順の目安です。初期化の前に設定を控え、壁内を開ける作業は業者へ相談します。

ボット・プラグミニとどれを選ぶ?

最初に「配線を変える必要があるか」を整理すると、選びやすくなります。壁スイッチを押せば目的を達成できるならボット、コンセント式の機器ならプラグミニも比較候補です。

実現したいこと 比較する製品 先に確認する点
既存設備を配線側から制御したい リレースイッチ 施工可否、負荷への適合、工事を含む費用
既存のボタンを物理的に押したい ボット スイッチ形状、押す力、固定方法
コンセント式機器の通電を管理したい プラグミニ 接続できる家電か、通電復帰時にどう動くか
配線側の制御はリレースイッチ、物理スイッチの操作はボット、コンセント式機器の通電管理はプラグミニという選び分け
制御したい場所から候補を整理し、各製品の設置条件・対応家電を確認します。

我が家では、BRIM SOL 24Wの植物育成ライトをプラグミニで制御しています。コンセント式のライトの運用例は、プラグミニの植物ライトでの使用例と使える家電にまとめています。

消費電力を確認することが目的なら、プラグミニで植物ライトを測った記録も参考になります。ただし、プラグミニも接続できる家電に制約があるため、工事不要という理由だけで選ばないでください。

まとめ|日本向け仕様と施工可否から判断する

リレースイッチは、既存の設備を活かしてスマート化したい時の選択肢です。一方、海外向け1PMの電力測定や定格を日本向け1へ読み替えると、購入判断を誤ります。まず操作したい設備を決め、施工と運用の両方を確認してから導入しましょう。