オール電化4人家族の電気代平均は?2026年1〜9月の実測と高い月の見直し方
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オール電化4人家族の電気代平均を調べるときは、金額と一緒に「調査年・地域・料金に含まれる項目」を確認することが大切です。関西電力が公表する4人暮らし以上の参考値は月16,533円ですが、2026年の全国の請求平均を示した数字ではありません。
我が家は北関東の一戸建てに住む4人家族で、太陽光5.19kWと蓄電池10kWhを使っています。2026年1〜9月使用分の電気代は、月3,218〜29,159円、9か月平均は約10,677円でした。同じ家庭でも月によって大きく変わります。
この記事では、公式資料の平均額の読み方と我が家の月別記録を示したうえで、「自宅の電気代が高いのか」「どこから見直すか」を整理します。
オール電化4人家族の電気代平均はいくら?公式資料の見方
月16,533円という参考値には調査条件がある
関西電力の「オール電化世帯人数別の電気代平均額」では、4人暮らし以上の電気料金を月16,533円としています。
この値は、同社のオール電化プランを利用する「はぴeみる電」会員の2020〜2021年の年間使用量から求めた平均使用量に、「はぴeタイムR」の単価を適用したものです。燃料・原料費調整額を含まず、人数区分も「4人ちょうど」ではなく「4人以上」です。
そのため、現在の全国のオール電化4人世帯の請求平均としては使えません。参考にするときも、地域・時期・料金の条件が自宅と違うことを踏まえる必要があります。
ガス併用住宅とは光熱費の合計で比べる
オール電化では調理や給湯にも電気を使うため、電気代だけをガス併用住宅と比べると判断を誤りやすくなります。ガス併用なら電気代とガス代、灯油も使うならその費用まで含めて比べます。
さらに、太陽光・蓄電池の有無、住宅の広さ、在宅時間、暖房の方式もそろえるほど比較しやすくなります。設備条件が違う家庭同士で、請求額の差をそのまま節電の差と考えることはできません。

我が家の電気代を公開|2026年1〜9月は月3,218〜29,159円
4人家族・北関東の一戸建てで記録している条件
現在の運用は、太陽光の余剰電力を優先して充電し、時間帯を指定して放電する方式です。ただし、1〜9月を通して同じ設備・設定だったわけではありません。1月は蓄電池の導入前で、導入後も設定の見直しを行っています。
使用月ごとの請求額と前年との差
次の表は、我が家で使用月に対応させて記録している請求額です。たとえば「9月使用分7,826円」は10月に請求された金額です。売電収入は差し引いていません。
| 使用月 | 2026年 | 前年同時期 | 前年差 | 実際の請求月 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年1月使用分 | 29,159円 | 26,865円 | +2,294円 | 2月 |
| 2026年2月使用分 | 18,830円 | 23,024円 | −4,194円 | 3月 |
| 2026年3月使用分 | 13,874円 | 23,372円 | −9,498円 | 4月 |
| 2026年4月使用分 | 7,155円 | 12,973円 | −5,818円 | 5月 |
| 2026年5月使用分 | 3,218円 | 10,063円 | −6,845円 | 6月 |
| 2026年6月使用分 | 4,527円 | 10,953円 | −6,426円 | 7月 |
| 2026年7月使用分 | 5,926円 | 13,643円 | −7,717円 | 8月 |
| 2026年8月使用分 | 5,576円 | 13,528円 | −7,952円 | 9月 |
| 2026年9月使用分 | 7,826円 | 10,920円 | −3,094円 | 10月 |

月平均は対象月の請求額を合計し、月数で割った計算値です。1〜9月平均には10〜12月を含まないため、年間平均や年間電気代には読み替えられません。
前年との差にも、蓄電池の導入や設定変更のほか、天候・生活上の使用量・料金単価・支援による値引きなどが関わります。49,250円すべてを蓄電池の節約効果とみなすことはできません。設備の費用回収を求める際も、この差額だけで計算しないようにしてください。

月3,218円は5月の実績。冬も同額にはならない
5月は太陽光の発電量が608.96kWhあり、家全体の消費量は377.02kWh、買電量は72.06kWhでした。この月の請求額が3,218円です。

一方、1月使用分は29,159円、2月使用分は18,830円でした。安かった月だけを見て「4人家族なら月3,000円台にできる」と考えると、冬の負担を小さく見積もってしまいます。家計の予算は月別の実績を残し、寒い時期も含めて組む方が実態に合います。
冬の予算を具体的に考えたい方は、1月29,159円だった我が家の冬の電気代と見直す順番も参考にしてください。
春の推移は2026年3〜5月の電気代実績でもまとめています。
電気代の差を理解するには「消費量」と「買電量」を分ける
太陽光・蓄電池がある家は、家で使った量と買った量が異なる
家全体の消費量は生活で使った電気の量、買電量は電力会社から購入した電気の量です。太陽光や蓄電池から電気をまかなう家庭では、両者は一致しません。
「電気代が安い=生活で使う電気が少ない」とは限らないため、太陽光がない家庭との比較にも注意が必要です。我が家のアプリの月間実績は次のとおりです。

| 2026年 | 発電量 kWh |
消費量 kWh |
買電量 kWh |
自給率 |
|---|---|---|---|---|
| 2月 | 293.43 | 545.82 | 307.53 | 43.66% |
| 3月 | 558.60 | 871.25 | 440.59 | 49.43% |
| 4月 | 514.54 | 496.86 | 187.69 | 64.16% |
| 5月 | 608.96 | 377.02 | 72.06 | 80.89% |
| 6月 | 404.10 | 395.21 | 85.47 | 78.37% |
| 7月 | 449.46 | 559.52 | 142.47 | 74.54% |
| 8月 | 442.56 | 532.65 | 140.41 | 73.64% |
| 9月 | 243.78 | 437.02 | 212.78 | 51.31% |
自給率は家全体の消費量のうち買電以外でまかなった割合です。ここではアプリの月間実績に表示された値を使っています。1月は同じ形式の月間記録がないため、表には掲載していません。
電力会社の検針期間と、アプリがまとめる月初から月末までの期間は一致しない場合があります。上の請求額をこの表の買電量で割って、契約の1kWh単価や給湯だけの費用を算出する使い方はしていません。
9月は消費量が減っても、買電量と電気代が増えた
8月と9月を比べると、家全体の消費量は532.65kWhから437.02kWhへ約18.0%減りました。しかし発電量は442.56kWhから243.78kWhへ約44.9%減り、買電量は140.41kWhから212.78kWhへ約51.5%増えています。
使用月に対応させた請求額も5,576円から7,826円へ2,250円増えました。検針期間の違いはありますが、生活で使う量が減った月でも、太陽光でまかなえる量が減れば買電が増える場合があることがわかります。

我が家の場合、「電気代が上がったから、まず家族の使いすぎを疑う」という見方では状況を捉えきれません。太陽光の発電量も一緒に見ることで、確認すべき点がはっきりします。
請求期間を含む詳細は2026年9月使用分の電気代7,826円の記録をご覧ください。
オール電化4人家族で電気代が高い月に確認すること
冬は暖房と給湯、雨の多い月は発電不足を確認する
寒い時期は、暖房の使用時間や部屋数に加えて、給湯の沸き上げ・追いだき・湯量の設定を確認します。家族それぞれが別の部屋で過ごす時間が増えれば、同じ4人家族でも使う電気の量は変わります。

太陽光がある場合は発電量も確認します。日照条件が悪い月は、設定を変えていなくても買電が増える可能性があります。蓄電池は電気をためる設備なので、充電する電気が足りなければ、容量が大きくても買電をなくせません。
雨の日の記録や天気の影響は、太陽光発電の天気別発電量で比較しています。
使用量が同じでも、単価や調整額の違いで請求額は変わる
請求額は買電量だけで決まりません。基本料金、時間帯ごとの電力量料金、燃料費調整額、再エネ賦課金、適用される値引きなども確認します。
我が家が契約するスマートライフSの、2026年10月31日時点で確認した電力量料金は、午前6時〜翌午前1時が35.76円/kWh、午前1時〜午前6時が27.86円/kWhです。これらは燃料費調整額や再エネ賦課金まで含めた最終的な購入単価ではありません。
出典:東京電力エナジーパートナー「スマートライフ(オール電化)」。
また、東京電力は2026年11月1日からの料金見直しを案内しています。今後の電力会社比較では、その時点の契約単価を使い、この記事の1〜9月の請求実績と区別してください。
出典:東京電力エナジーパートナー「低圧の料金メニューの見直しについて」。
平均より高いと感じたら?電気代を見直す順番

1.請求期間・買電量・料金内訳をそろえる
まず、今月と前年同時期の明細で検針日数と買電量を並べます。日数が違うときは「買電量÷検針日数」で1日あたりの量も確認すると、使い方の変化を見つけやすくなります。
| 記録の変化 | 先に確認すること |
|---|---|
| 買電量も請求額も増えた | 給湯・暖房・在宅時間。太陽光ありなら発電量も確認 |
| 買電量は変わらず請求額が増えた | 昼夜の買電割合、料金改定、調整額、値引きの変化 |
| 家全体の消費量は減ったのに買電量が増えた | 太陽光の発電量、蓄電池の残量と充放電の記録 |
金額の増加だけで家電の故障や契約の不適合を決めつけず、変化した項目から確認するのが基本です。原因別の整理はオール電化の電気代が高い原因と対策でも解説しています。
2.エコキュートと冷暖房の使い方を見直す
給湯では、必要以上の湯量を設定していないか、入浴が分散して追いだきが増えていないか、沸き上げ時間が契約に合っているかを確認します。冷暖房では、使っていない部屋での運転や運転時間、フィルターの状態から見直せます。
我が家はエコキュートを昼間に沸かしていますが、これは太陽光と蓄電池のある条件で選んだ運用です。太陽光がない家庭や、昼間に発電が足りない日まで、昼間沸き上げが一律に得になるわけではありません。
時刻をずらすだけでなく、余剰電力を使えるか、蓄電池の充電分を奪わないか、売電した場合との違いまで確認します。具体的な判断はエコキュートの昼間沸き上げが得になる条件でまとめています。
3.実際に電気を買う時間帯でプランを比較する
電力会社を比べるときは、月の使用量だけでなく、いつ電気を買っているかを確認します。深夜の給湯が多い家庭と、太陽光・蓄電池で夜の買電を減らしている家庭では、同じプランが合うとは限りません。
基本料金が安いことや、特定の時間帯の単価だけで決めず、燃料費調整や市場価格による変動、割引の適用条件も含めて試算します。初年度だけの特典と通常の料金も分けてください。
電気代は昼と夜どちらが安いかと、太陽光・蓄電池がある家庭の電力会社の比較方法で考え方を整理しています。
4.太陽光・蓄電池は電気代以外の費用も含めて判断する
太陽光や蓄電池は買電を減らす手段ですが、導入費・維持費・将来の交換費用がかかります。電気代の安かった月だけを根拠に、設備の追加や容量アップを決めるのは避けたいところです。
停電への備えも含めて、自宅が何を重視するかを整理しましょう。我が家の10kWhがすべての4人家族に必要な容量というわけではありません。容量を考える際は、蓄電池10kWhと5kWhの違い・容量選びも参考になります。
オール電化4人家族の電気代でよくある疑問
月2万円や3万円なら高すぎる?
金額だけでは決められません。我が家でも1月使用分は29,159円でした。暖房・給湯の使い方、地域、検針日数、単価、太陽光や蓄電池の有無を確認し、まずは自宅の前年同時期と比べてください。
月1万円以下にするには太陽光や蓄電池が必要?
必須とは言い切れません。電気代は住宅や暮らし方、契約でも変わります。ただし、我が家の月1万円以下の記録は太陽光・蓄電池のある条件であり、設備がない家庭で同額を再現できる根拠にはなりません。まずは追加費用の小さい使い方と契約の見直しから始めます。
4人家族なら月何kWhが標準?
この記事の資料から、全国のオール電化4人家族に共通する標準量は示せません。我が家の2〜9月の家全体の消費量は月377.02〜871.25kWh、買電量は月72.06〜440.59kWhでした。比べる数字が家全体の消費なのか、電力会社から買った量なのかを確認してください。
売電収入を引くと、電気代の見え方は変わる?
変わります。この記事の電気代は売電収入を差し引く前の請求額です。売電を含む家計収支を計算するなら、電気代と売電収入を別々に記録してから差額を求めます。設備代の回収まで考える場合は、導入費や維持費も必要です。
まとめ|平均額と月別実績の両方で、自宅の見直し点を探そう
オール電化4人家族の電気代は、平均額だけで適正かどうかを判断しにくいものです。公式資料の平均も、その調査条件を確かめて使う必要があります。
我が家の2026年1〜9月使用分は合計96,091円、月平均約10,677円でした。5月の3,218円だけでなく、1月の29,159円や9月の7,826円も含めると、家計に必要な備えが見えてきます。
我が家の実績は「4人家族なら同じ金額にできる」という目標額ではなく、設備・季節・使い方による違いを知るための一例として活用してください。
