SwitchBot温湿度計の数値がおかしい?温度・湿度の誤差と校正前の確認手順
SwitchBot温湿度計の数値がおかしいと感じたら、校正する前に「同じ場所で30分以上比べる」「本体とアプリのどちらがおかしいか分ける」の2点を確認しましょう。別の部屋や高さで測った数値、加湿器の表示と違うだけでは、故障とは判断できません。
この記事では、温度・湿度の誤差の見方、校正前の比較方法、アプリで調整するときの注意点を整理します。外出先だけ表示が止まる場合は、温湿度計を外出先から見られないときの確認手順も確認してください。
SwitchBot温湿度計の数値がおかしい?まず症状を分ける
「温度が高い」「湿度が低い」「アプリの数値が変わらない」は、同じ対処で解決するとは限りません。最初に、どの表示を何と比較しているかを整理します。
| 症状 | 最初に確認すること | 次の対応 |
|---|---|---|
| 別の温湿度計と数値が違う | 場所・高さ・風・日光・比較までの待ち時間 | 同じ場所で30分以上比較 |
| 加湿器やエアコンの表示と違う | それぞれのセンサーがある位置 | 家電の表示だけを基準に校正しない |
| 本体は変化するがアプリが変わらない | 対象デバイス・接続状態・表示している時点 | 製品の近くでアプリを開いて確認 |
| 外出先だけ古い数値になる | ハブ接続・クラウド保存・インターネット | 遠隔確認の接続を見直す |
| 現在値は自然だが過去のグラフがおかしい | 対象期間と履歴の表示状態 | 現在値の校正とは分けて確認 |
本体の現在値とアプリの表示を区別する
画面付きの機種なら、本体の現在値を見てからアプリの対象デバイスを開きます。複数台ある場合は、名前や設置場所を取り違えていないかも確認しましょう。

近くで接続したときは正常に確認できるのに、外出先の表示だけ更新されない場合、センサーの数値を補正しても接続の問題は解消しません。まずは表示を取得できる状態に戻します。
本体に画面がない防水温湿度計は、アプリで対象機器を開いて確認します。製品別の接続や追加方法が分からない場合は、SwitchBotアプリの初期設定と基本操作を参考にしてください。
校正前に、同じ場所で30分以上比較する
SwitchBot公式は、温湿度が安定し、風や光の影響を受けにくい場所に比較する機器を並べ、30分以上置いて確認するよう案内しています。設置場所を変えた直後の数値だけで調整しないことが大切です。
比較するときの5つの手順
- 比較する温湿度計の型番と、メーカーが示す精度を確認する。
- 同じ場所・できるだけ同じ高さに並べる。
- 窓からの日差し、エアコンの風、加湿器の吹き出し、熱を持つ機器の近くを避ける。
- 手で持ち続けず、周囲の温湿度が安定する場所で30分以上待つ。
- 同じ時点の温度・湿度を記録し、差が続いているか確認する。

30分は公式が示す比較の目安です。移動前後で温度差が大きい、加湿や換気の途中であるなど、数値がまだ変化している場合は、落ち着いてから比較してください。
出典:SwitchBot公式「他社の温湿度計と数値が違う場合の確認方法」。
加湿器・空気清浄機の表示と一致しないこともある
加湿器や空気清浄機の内蔵センサーと、離れた場所の温湿度計は、同じ空気を測っているとは限りません。公式も、内蔵センサーは機器の運転や周辺の水分などの影響を受け、単体の温湿度計と差が出る場合があると説明しています。
例えば、加湿器の近くと部屋の反対側で表示が違う場合、家電の数値に合わせて温湿度計を調整する前に、位置をそろえた比較が必要です。部屋ごとの測定値の違いも、そのまま機種の誤差にはできません。
SwitchBot温湿度計の誤差はどれくらい?公式精度の見方
公式の精度案内の対象は、温湿度計・温湿度計Plus・防水温湿度計・温湿度計Pro・CO2センサー(温湿度計)です。ハブ2など別製品の内蔵センサーへ、そのまま同じ条件を当てはめないでください。
| 測定項目 | 条件 | 精度 |
|---|---|---|
| 温度 | −20〜0℃ | ±0.4℃ |
| 温度 | 0〜65℃ | ±0.2℃ |
| 温度 | 65〜80℃ | ±0.3℃ |
| 湿度 | 25℃、10〜90%RH | ±2%RH |
| 湿度 | 25℃、0〜10%RH・90〜99%RH | ±4%RH |
湿度の精度は25℃という条件付きです。表の温度範囲は精度の区分であり、水没・屋外設置なども含めた使用可能条件を示すものではありません。使用場所は各機種の取扱説明書で確認してください。
出典:SwitchBot公式「温湿度計シリーズ製品の精度」。
2台の差が、そのまま片方の誤差とは限らない
精度は、別の市販温湿度計との表示差を保証する数字ではありません。比較相手にも誤差があり、どちらか一方が必ず正しいとは判断できないためです。
計算上、同じ条件で精度±0.2℃の2台が基準値の反対側へそれぞれ0.2℃ずれると、表示差は0.4℃になります。これは精度の考え方を示す例で、我が家の測定結果や、故障を判定する一律の境界ではありません。

SwitchBot温湿度計をアプリで校正する方法
同じ場所で比較しても差が残り、基準にできる温湿度計がある場合に、校正を検討します。公式は、校正機能を小さな変動の補正に使うものと説明しています。大きな異常値を数値調整だけで隠さないようにしてください。
温度と湿度を別々に調整する
- 調整前の温度・湿度と、校正画面の設定値を控える。
- 参照する温湿度計と安定した場所に並べ、30分以上待つ。
- SwitchBotアプリで対象の温湿度計を開く。
- 設定の歯車マークから「校正」を開く。
- 温度・湿度のうち、調整が必要な項目だけを参照値に合わせる。
- アプリの案内に従って確定し、少し時間を置いて同じ条件で再確認する。
画面名や調整方法は機種・アプリの版で異なる場合があります。温度だけに差があるなら、湿度まで同時に変更する必要はありません。調整後も比較場所を変えずに確認すると、設置場所による変化と混同しにくくなります。
出典:SwitchBot公式「SwitchBot温湿度計の校正方法」。
基準の機器がない場合は、自己流で調整しない
「天気予報の気温」「エアコンの設定温度」「別の部屋の表示」は、その場所の正しい温湿度を示す基準にはできません。参照値が決まらない場合は、校正を見送り、比較条件と症状を記録して公式サポートへ相談しましょう。
公式には氷水や湿度の校正用キットを使う方法もありますが、対象機種の確認と適切な手順が必要です。水を使う方法を自己流で試したり、防水性能を確かめず本体を水に浸したりしないでください。本記事では、信頼できる参照機器との比較を基本にしています。
防水温湿度計は、熱源・アプリ・ファームウェアも確認
防水温湿度計の公式案内では、近くの熱源、アプリとファームウェアの更新状況を確認し、設定画面の「校正」から調整する手順が示されています。校正後は、しばらく待ってから測定値を見直します。
最新版の番号を古い記事の数字で決めつけず、利用中のアプリと対象製品の案内を確認してください。更新操作でつまずく場合は、ファームウェア更新が進まないときの確認手順も参考になります。
出典:SwitchBot公式「防水温湿度計の温湿度データがおかしい場合」。
校正しても改善しないときは、初期化前に記録を残す
差が大きいまま続く、調整してもすぐ不自然な値になる場合は、何度も校正を繰り返すより、比較した状態を記録して相談すると状況を伝えやすくなります。
- SwitchBot製品の正式名称・型番
- 比較した温湿度計のメーカー・型番・精度
- 同じ場所に置いていた時間と設置状況
- 2台の温度・湿度が分かる写真と撮影日時
- 本体・アプリ・過去のグラフのうち、どこに問題があるか
- アプリ・ファームウェアの版、校正前後の値と試した操作

公式は、他社製品との大きな差がある場合、比較相手のブランドや型番を添えて、アプリのフィードバックから報告するよう案内しています。問い合わせの入口や送る内容は、SwitchBotサポートへの問い合わせ方法にまとめています。
初期化は、数値の差を確認する最初の操作ではありません。実施が必要になった場合は、機種別の初期化方法と注意点を確認し、設定を控えてから進めてください。
温湿度計の誤差と校正でよくある質問
湿度が5%違えば故障ですか?
表示差だけでは断定できません。比較相手の精度、測定場所、室温、安定するまでの時間を確認します。同じ条件で比較しても大きな差が続く場合は、記録を添えて相談してください。
温湿度計を2台持っていれば、片方へ合わせてよいですか?
2台の数字が違うだけでは、どちらを基準にするか決まりません。設置条件をそろえ、両方の精度と校正履歴を確認します。基準が決まらないまま、平均値へ合わせることも避けましょう。
ハブを追加すると温度・湿度の精度は上がりますか?
ハブ接続の目的と、センサーの測定精度は分けて考えます。外出先のデータ取得が問題なら接続を確認しますが、同じ場所で生じる測定値の差は、比較条件と校正の確認が先です。
過去のグラフがおかしいときも校正すれば直りますか?
現在値の補正と、保存済みの履歴・グラフの表示は別の問題です。過去の表示を直す目的で現在値を調整せず、問題の日時と画面を残して確認してください。
まとめ|校正の前に比較条件をそろえよう
SwitchBot温湿度計の数値が違うときは、同じ場所で30分以上比較し、製品の精度と表示している時点を確認することが先です。設置場所の違いや遠隔表示の問題を、センサーの故障と混同しないようにしましょう。
信頼できる参照値があり、安定した環境でも差が残る場合に校正を検討します。基準がない場合や大きな差が続く場合は、数値を無理に合わせず、比較写真と機種情報を添えて公式サポートへ相談してください。


