オール電化の冬の電気代はなぜ高い?4人家族・1月29,159円の実績と対策
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オール電化の冬の電気代が高くなる主な理由は、暖房と給湯に使う電気が増えることです。太陽光がある家庭では、家で使う量だけでなく、電力会社から買う量も確認すると原因を絞れます。
我が家は北関東の一戸建てに住む4人家族。2026年1月使用分は29,159円・買電1,130kWhでした。高い請求を見たときこそ、暖房を我慢したり、すぐ契約を変えたりする前に、明細・暖房・給湯の順に確かめることが大切です。
オール電化の冬の電気代はいくら?我が家は1月29,159円
1月分の使用期間は1月3日〜2月2日
タイトルの「1月」は我が家の使用月の呼び方です。請求は2026年2月で、1月1〜31日の集計とは異なります。まず、請求画面で確認した数値を並べます。

前年より2,294円、約8.5%高くなりました。ただし、前年の同じ期間の買電量や適用単価をそろえないと、増額が暖房・給湯・料金のどれによるものかまでは確定できません。

2月以降は蓄電池の導入で比較条件が変わる
| 使用月 | 使用期間 | 明細の買電量 | 請求額 | 設備の違い |
|---|---|---|---|---|
| 2026年1月分 | 1/3〜2/2 | 1,130kWh | 29,159円 | 太陽光あり・蓄電池なし |
| 2026年2月分 | 2/3〜3/2 | 714kWh | 18,830円 | 期間途中に蓄電池を導入 |
| 2026年3月分 | 3/3〜4/2 | 463kWh | 13,874円 | 太陽光・蓄電池あり |
| 2026年5月分 | 5/3〜6/2 | 44kWh | 3,218円 | 太陽光・蓄電池あり |
請求記録と既存の実測記事で照合した値です。電気料金は使用月の翌月に請求されています。

また、1月の1,130kWhは家全体で使った電気ではなく、電力会社から買った量です。太陽光で直接まかなった分を含む総消費量や、暖房・給湯それぞれの使用量を示すものではありません。
通年の予算を考える場合は、4人家族・オール電化の月別電気代と平均の見方も参考にしてください。
「冬の平均より高い」だけでは異常と判断できない
冬に月3万円近い請求があっても、金額だけで故障や使いすぎとは判断できません。地域の寒さ、断熱性能、暖める部屋数、入浴人数、太陽光の有無などで必要な電気が変わります。ガス併用の家庭とは、ガス代なども含めた光熱費で比べます。
関西電力が掲載する「4人暮らし以上・冬18,186円」は参考になりますが、全国の4人家族の冬の請求平均ではありません。同社の会員データによる年平均使用量と料金単価から求めた金額を1.1倍した目安で、燃料費調整額・再エネ賦課金を含まない条件です。
出典:関西電力「オール電化の冬の電気代が高すぎる?平均額・原因・節約方法を徹底解説!」。
比較するなら、まず自宅の前年同時期の明細を用意し、請求日数と設備条件をそろえます。平均額は家計の参考、自宅の変化の確認には前年の買電量、という使い分けが役立ちます。
冬に電気代が高くなる理由|暖房・給湯・買電の増加
暖房の運転時間と暖める範囲が増える
朝晩の冷え込みで暖房の使用が長くなり、複数の部屋で同時に使うと家全体の消費が増えます。窓から冷気が入る部屋では、設定温度を上げても足元が寒い場合があります。
電気ストーブなどは、短時間の補助暖房のつもりでも使用時間が積み重なります。確認するのは機器の台数だけでなく、「何Wで、何時間使ったか」です。

冷たい水を温める給湯の負担が増える
エコキュートは空気の熱を使います。冬は外気温が低く、給水温度も下がるため、お湯を準備する負担が増えやすくなります。冬に沸き上げが長くなったからといって、直ちに故障とは限りません。
家族の入浴が離れた時間になる、シャワーが長くなる、保温や沸き増しが増える、といった使い方の変化も確認します。我が家の請求記録は家全体の値なので、1月の増額のうち何円がエコキュート分かは特定していません。
出典:関西電力「冬の電気代が高くなる理由」(暖房・エコキュートの効率低下)。
太陽光があっても、朝晩や発電が少ない時間は買電する
冬は暖房を使う朝晩に太陽光を十分使えない場合があります。日中の発電量があっても、使いたい時刻と合わなければ買電は残ります。蓄電池も、充電できた量と残しておく残量の範囲でしか補えません。
季節だけで発電量を決めつけることもできません。我が家のアプリの月間実績では、2026年9月の発電243.78kWh・買電212.78kWhに対し、10月は発電367.15kWh・買電144.92kWhでした。10月の方が発電は多く、買電は少ない実例です。
この月間値は各月1日〜末日の集計です。前の表の検針期間とは分けて読んでください。また、冬の暖房需要の大きさを9〜10月の値から予測することはしていません。
今冬の予算では料金改定も確認|スマートライフSの例
買電量が同じでも、基本料金や電力量料金、燃料費調整、賦課金、支援による値引きが違えば請求額は変わります。2026年1月の実績額を、そのまま次の冬の予算に当てはめるのは避けましょう。
| 項目・税込 | 2026年10月31日まで | 2026年11月1日以降 |
|---|---|---|
| 基本料金・10Aにつき | 311.75円/月 | 392.06円/月 |
| 午前6時〜翌午前1時 | 35.76円/kWh | 35.81円/kWh |
| 午前1時〜6時 | 27.86円/kWh | 27.91円/kWh |
2026年11月1日に公式ページを確認。60Aの基本料金は、10Aあたりの単価を6倍すると1,870.50円から2,352.36円へ変わり、差は月481.86円です。電力量料金の差や調整額・賦課金は別に計算されます。
出典:東京電力エナジーパートナー「スマートライフ(オール電化)」料金のご案内。
同じ公式ページでは、燃料費調整額が毎月変わり、自由料金プランの調整単価には上限がないことも案内されています。料金表の昼夜単価だけで総額を判断せず、実際の明細の内訳を確認してください。
冬の電気代を見直す順番|寒さを我慢する前にできること

1.明細と時間帯別の電気使用量を確認する
今月と前年同時期で、使用期間・買電量・料金内訳を並べます。日数が違うときは買電量を日数で割り、1日あたりでも比べます。
| 見えた変化 | 次に確認すること |
|---|---|
| 朝夕の買電が増えた | 暖房の台数・使用時間・室温、家族の在宅時間 |
| 沸き上げ時間帯の買電が増えた | 給湯設定・残湯量・沸き増し、入浴やシャワーの変化 |
| 昼間の買電が増えた | 太陽光の発電と家電の同時使用、蓄電池の充放電 |
| 買電は同程度で金額だけ増えた | 基本料金・単価・調整額・賦課金・値引き |
時間帯から機器の候補を絞ることはできますが、それだけで機器ごとの使用量を断定はできません。詳しい切り分けはオール電化の電気代が高い原因と明細の確認方法で解説しています。
2.暖房はフィルター・窓・実際の室温から整える
エアコンのフィルターを清掃し、カーテンを閉めて窓際の冷気を減らします。そのうえで、暖める部屋の範囲や使用時間を調整します。設定温度の数字だけでなく、家族が過ごす高さの室温も確認すると、上げすぎや冷えすぎに気づけます。
資源エネルギー庁は冬の室温20℃を目安とし、フィルターの月1〜2回の清掃などを案内しています。室温は体調や家族の状況に合わせ、無理に低くしないでください。
3.給湯は必要な湯量を確保し、余分な保温を減らす
冬はお湯を減らしすぎると、湯切れによる追加の沸き増しが必要になる場合があります。まず残湯量と使用湯量を確認し、家族の入浴をできる範囲でまとめ、浴槽のふたを使うなど、熱を逃がさない工夫から進めます。
タンクの沸き上げ温度、蛇口へ送る給湯温度、お風呂の設定温度は役割が違います。まとめて下げるのではなく、エコキュートの温度設定の違いを確認して、機種の推奨範囲で調整してください。
出典:日本キヤリア「ESTIA取扱説明書・凍結のおそれがあるとき」。
4.太陽光・蓄電池がある家庭は、夕方以降まで確認する
我が家は昼間にエコキュートを沸き上げる運用ですが、冬も同じ設定で最も安くなるとは限りません。沸き上げ中に余剰が足りず、買電や蓄電池の放電が増えていないかを見ます。
昼の給湯へ電気を回すと、蓄電池へ充電する量が減り、夜の買電が増える場合もあります。昼だけの買電減少ではなく、夕方の残量・翌朝の残湯・1日の買電量で評価します。

対応機能や雨の日の判断は、エコキュートの昼間沸き上げの設定と注意点を確認してください。時計をずらす操作を、どの機種でも使える共通の手順にはしません。
5.契約の比較は、冬に買う時間帯を使って行う
夜間単価が安い契約でも、朝夕の暖房に多く買電していれば、その時間の負担が大きくなります。冬の明細と時間帯別実績を使い、基本料金・調整額まで含めて候補を比べます。
春の最安月や年間の総消費量だけで判断せず、電気代の昼夜の違いと契約プランの見方を基準に、現在のプランと比較してください。
冬のオール電化でよくある質問
4人家族で月3万円・4万円は高すぎる?
地域・住宅・暖房範囲・給湯量によって変わるため、金額だけでは決められません。我が家も1月分は29,159円でした。前年と比べて1日あたりの買電が急増していないか、生活や設備の変化がないかを先に確認します。
太陽光と蓄電池があれば冬も安くなる?
買電を減らせる場面はありますが、冬も春と同じ金額になる保証はありません。我が家の1月分は蓄電池の導入前なので、29,159円を「太陽光と蓄電池がそろった冬の実績」として扱うこともできません。
冬はエコキュートを夜に戻した方がよい?
契約単価・昼間の余剰・機種の運転方式次第です。昼の買電が増えるなら見直す余地がありますが、昼間運転を前提とした機種に一律の夜間設定を勧めることはできません。説明書の対応機能で比較します。
暖房を変えていないのに買電が増えたら?
冷え込み、給湯量、在宅時間、発電量も確認します。使い方では説明できない増加が続き、湯漏れ・エラー表示・お湯が足りない状態などもある場合は、記録を残してメーカーや設置業者に点検を相談してください。
まとめ|冬の予算は自宅の請求実績と今の料金で考える
我が家の1月使用分29,159円・買電1,130kWhは、太陽光あり・蓄電池導入前の記録です。5月の3,218円との差をそのまま節約額にせず、設備と季節の違いを踏まえて冬の家計を準備してください。
