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2026年9月使用分として記録した、我が家の電気代は7,826円でした。4人家族のオール電化住宅で、太陽光5.19kWと蓄電池10kWhを使っています。前月の5,576円から2,250円増えた一方、前年同時期の10,920円からは3,094円下がりました。

「暑さが落ち着いたのに電気代が上がったのはなぜ?」「太陽光と蓄電池があれば秋の電気代も安くなる?」という疑問に、請求実績と電力アプリの月間実績を分けて答えます。全国平均ではなく、関東地方の一家庭で記録した結果です。

この記事の「9月」は使用月を基準にしています。電力会社の画面では「2026年10月の電気料金」と表示され、検針期間は9月3日〜10月2日です。電力アプリの集計期間(9月1日〜30日)とは一致しません。

2026年9月の電気代は7,826円|4人家族・オール電化の請求実績

我が家の設備と契約条件

太陽光と蓄電池があるため、家庭で使った電気のすべてを電力会社から買っているわけではありません。太陽光なしの家庭や、ガス併用の家庭と金額だけを比べると、設備条件の違いを見落としやすくなります。

電力会社の確定画面は7,826円・205kWh

電力会社の画面で確認した請求実績
項目 確認した値
画面上の料金月 2026年10月分
検針期間 2026年9月3日〜10月2日
請求金額 7,826円(税込)
明細の使用電力量 205kWh
うち消費税等相当額 711円(7,826円に含まれる)
画面上の前月差 +2,250円
画面上の前年同月差 −3,094円

7,826円は、売電収入を差し引いた金額ではありません。また、電力会社の明細でいう「使用電力量205kWh」は、請求対象となる電力会社からの購入分です。太陽光から供給された分も含む、家庭全体の消費量437.02kWhとは意味が異なります。

検針期間9月3日から10月2日の確定請求7,826円・205kWhと、暦月買電212.78kWhを区別した画像
電力会社の明細は9月3日〜10月2日の7,826円・205kWh。アプリの9月1日〜30日の買電212.78kWhとは対象期間が異なります。

「9月の電気代」と「10月分の請求」を混同しない

月別記事では、電力の使用月に合わせて「9月使用分」と記録しています。一方、くらしTEPCOの画面は「10月分」です。このずれを明示しないと、前月比較や国の料金支援の適用月を一月取り違えるおそれがあります。

前月より2,250円増、前年同時期より3,094円減

8月・9月の電気代を比較

使用月を基準にした電気代の記録
記録上の使用月 電力会社の表示月 電気代 比較の位置づけ
2025年9月 2025年10月分 10,920円 前年同時期
2026年8月 2026年9月分 5,576円 前月
2026年9月 2026年10月分 7,826円 今回

前年の10,920円は、今年の確定画面に表示された「前年同月比−3,094円」とも整合します。ただし、前年比較は同じ季節の請求額の比較であり、気温・使用量・単価を同一条件にそろえた実験ではありません。

2025年9月10,920円、2026年8月5,576円、2026年9月7,826円の電気代比較グラフ
使用月を基準に比較。前年同時期より3,094円減りましたが、前月より2,250円増えました。

前年との差額をすべて蓄電池の効果にしない

蓄電池は2026年2月に導入したため、前年同時期と設備条件が違います。太陽光と蓄電池を使って買電を抑えていることはアプリの記録で確認できますが、3,094円の差には生活上の消費量、天候、燃料費調整、料金支援なども関係します。

そのため、この差をそのまま「蓄電池だけで月3,094円節約」としたり、12倍して年間の節約額を保証したりはできません。導入費用の回収を考えるときは、複数月の買電量、売電収入、料金条件も合わせて見る必要があります。

家族人数や設備条件を踏まえた比較の考え方は、オール電化4人家族の電気代と我が家の実績でも整理しています。

9月の月間実績|消費437.02kWh・買電212.78kWh

発電量は243.78kWh、自給率は51.31%

同じ設備で記録した8月・9月の月間実績
指標 2026年8月 2026年9月 9月−8月
発電量 442.56kWh 243.78kWh −198.78kWh
家庭の消費量 532.65kWh 437.02kWh −95.63kWh
買電量 140.41kWh 212.78kWh +72.37kWh
売電量 46.91kWh 14.03kWh −32.88kWh
自給率 73.64% 51.31% −22.33ポイント
自家消費率 89.40% 94.24% +4.84ポイント

各月の発電・消費・買電などは、アプリの月間画面の値を使用しています。日ごとの記録を合計した値で月間値を置き換えていません。9月の日別発電量合計は244.04kWhですが、月間の発電量は243.78kWhを採用します。

2026年9月のアプリ実画面で発電243.78kWh、消費437.02kWh、買電212.78kWh、自給率51.31%を確認できる画像
9月のアプリ月間実績。発電243.78kWh、消費437.02kWh、買電212.78kWhを実画面で確認できます。

自家消費率94.24%でも、電気代はゼロにならない

自家消費率は「発電した電気のうち、売電せず自宅側で使った割合」、自給率は「家庭の消費のうち、買電以外で賄えた割合」です。分母が異なるため、同じ意味ではありません。

9月の自家消費率は(243.78−14.03)÷243.78×100=94.24%。発電した電気の大部分を自宅側で使いました。一方、自給率は(437.02−212.78)÷437.02×100=51.31%で、家庭の消費の約半分は買電で賄っています。

発電した電気を無駄なく使えていても、発電量そのものが少なければ、家庭全体の消費を賄いきれません。蓄電池は電気を蓄えて使用時間をずらす設備なので、容量10kWhという数字だけで毎日の不足分を補えるとは限りません。

電気代と自給率の関係は、太陽光と蓄電池があっても電気代0円にならない理由も参考にしてください。

消費量が減ったのに電気代が上がった背景

消費量18.0%減に対し、発電量は44.9%減

8月から9月に家庭の消費は18.0%減、太陽光の発電は44.9%減、買電は51.5%増となった比較グラフ
消費の減少より発電の減少が大きく、買電は増加。棒の長さは共通の0〜600kWhの尺度で比較しています。

「家庭で使う電気が減った」と「電力会社から買う電気が減った」は、太陽光がある家庭では必ずしも一致しません。今回は消費量の減少より発電量の減少が大きく、実際に買電量が増えています。

9月の発電減と天気、特徴的な日の実測は、2026年9月の太陽光発電量243.78kWhの実測記事で詳しく検証しています。

2026年9月14日の実測画面で発電18.81kWh、消費16.76kWh、買電3.60kWh、売電5.35kWhを確認できる画像
日別の補足例:9月14日(晴れ/曇り)は発電18.81kWh、買電3.60kWh。近隣観測データの天気分類と実画面を照合しました。
2026年9月21日の実測画面で発電0.48kWh、消費15.27kWh、買電15.08kWh、売電0kWhを確認できる画像
日別の補足例:9月21日(大雨)は発電0.48kWh、買電15.08kWh。日別の事例であり、月間請求増の原因をこの1日だけで判断するものではありません。

国の料金支援も8月使用分から変わった

東京電力の公式資料では、低圧の国の値引き単価は、2026年8月使用分(9月検針分)が4.50円/kWh、9月使用分(10月検針分)が3.50円/kWhです。今回の月比較では、支援の単価が1.00円/kWh小さくなっています。

出典:東京電力エナジーパートナー「2026年10月分電気料金の燃料費調整等について」。

同資料の関東エリア・スマートライフ等の区分では、支援反映後の燃料費調整単価は9月分−10.96円/kWh、10月分−9.30円/kWhで、差は+1.66円/kWhです。この差には支援単価の変化も含まれるため、さらに+1.00円/kWhを足して二重に計算しないよう注意してください。

制度の対象使用月と請求画面の表示月をそろえたうえで確認することが大切です。なお、我が家の暦月買電212.78kWhに値引き単価を掛けても、請求明細に適用された値引き額は再現できません。

出典:東京電力エナジーパートナー「国による電気・ガス料金支援について」。

太陽光・蓄電池がある家庭の電気代は何から確認する?

請求額・買電量・時間帯別料金の順に見る

スマートライフSの公式案内では、電力量料金は午前6時〜翌午前1時が35.76円/kWh、午前1時〜6時が27.86円/kWhです。掲載基本料金は10Aにつき311.75円で、60Aなら通常の1か月分は1,870.50円となります。実際の請求には燃料費調整や再エネ賦課金などが関係します。

出典:東京電力エナジーパートナー「スマートライフ(オール電化)」料金のご案内。

上記は2026年10月11日に確認した掲載単価です。将来の契約や料金比較では、その時点の適用単価を確認してください。また、この単価表だけで我が家の7,826円を再計算したものではありません。

エコキュートは「昼か夜か」だけで決めない

我が家では太陽光を使うために昼間の沸き上げを取り入れています。ただし、発電の少ない日まで同じ効果が出るとは限りません。昼間に買電して沸かすなら、安い夜間帯での買電や蓄電池残量との比較が必要です。

湯切れしないことを前提に、天気、余剰電力、機種が対応する設定、家族がお湯を使う時間を確認してください。具体的な考え方は、エコキュートの昼間沸き上げと雨の日・蓄電池の注意点で説明しています。

買電が増えた月だけで蓄電池や電力会社を評価しない

晴れが続く月と発電が少ない月では、同じ設備でも結果が変わります。少なくとも複数月を見て、買電量・売電量・生活上の消費量を比較すると、運用や契約の課題を探しやすくなります。

蓄電池の残量や運用を見直すときは、DMM蓄電池の運用方法と買電量の実測を参考にしてください。買電量が急に増えた場合でも、原因を確認せずに機器の故障や容量不足と決めつけないことが大切です。

2026年9月の電気代についてよくある質問

7,826円は4人家族の平均電気代ですか?

平均ではありません。太陽光5.19kW・蓄電池10kWhがある我が家の確定請求額です。設備がない家庭、地域や断熱性能、在宅時間が違う家庭にそのまま当てはめることはできません。

9月なのに、請求画面が10月になっているのはなぜですか?

この記事は使用月を基準に「9月使用分」と記録し、電力会社の画面は「10月分」と表示しています。今回の検針期間は9月3日〜10月2日で、暦月の9月1日〜30日とは異なります。

売電収入を引けば実質の電気代がわかりますか?

同じ対象期間の売電収入が確認できれば、収支として別途計算できます。ただし、売電量14.03kWhだけでは入金額を確定できません。本記事の7,826円は売電収入を差し引いていない請求額です。

前年より安いなら、蓄電池の導入は成功ですか?

前年同時期より請求額が下がったことは確認できますが、導入費用の回収まで判断するには情報が足りません。料金単価や使用量の変化、売電収入、充放電のロス、複数月の実績も必要です。

まとめ|9月は発電と買電、料金条件を合わせて見る月だった

太陽光と蓄電池があっても、毎月同じ電気代になるわけではありません。今回の記録は、家庭の消費量を減らせた月でも、発電と買電の変化によって請求額が増えることを示しました。自宅の電気代を見るときも、まずは検針票の期間と買電量から確認してみてください。