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2026年9月の太陽光発電量は、我が家の5.19kW設備で243.78kWhでした。1日平均は8.13kWh。8月の442.56kWhから198.78kWh、割合では44.9%減っています。

「9月に入って発電量が落ちたけれど、うちだけ?」「5kWならどのくらい発電する?」という疑問に、関東地方の一戸建てで記録した30日間の実測から答えます。全国平均ではなく、一家庭の2026年9月の記録として参考にしてください。

2026年9月の太陽光発電量は5.19kWで243.78kWh

実測した家庭・設備・期間

発電量は太陽光アプリの月間実績、日ごとの変化は毎日の記録を使います。買電量や自給率は、太陽光・蓄電池・家庭での電気の使い方を合わせた結果です。

1日平均8.13kWh、設備容量1kWあたり46.97kWh

1日平均は243.78÷30、設備容量1kWあたりは243.78÷5.19で計算しています。平均8.13kWhは「毎日この量が発電できた」という意味ではありません。日別では0.48〜18.81kWhと幅がありました。

月間画面の発電量は243.78kWh、日別30日分の合計は244.04kWhで、0.26kWhの差があります。原因は特定できていないため、月間比較・容量換算には月間画面の値、日別分析には日ごとの値を使い分けています。

8月より44.9%減|夏の実績と比べてどれくらい少ない?

同じ5.19kW設備の月間発電量比較
対象月 月間発電量 日数 1日平均
2026年6月 404.10kWh 30日 13.47kWh
2026年7月 449.46kWh 31日 14.50kWh
2026年8月 442.56kWh 31日 14.28kWh
2026年9月 243.78kWh 30日 8.13kWh
同じ5.19kW設備で6月404.10、7月449.46、8月442.56、9月243.78kWhとなった月間発電量の棒グラフ
同じ5.19kW設備のアプリ月間実績。9月は8月より198.78kWh(44.9%)減少しました。

6〜8月はいずれも月400kWhを超えていましたが、9月は200kWh台になりました。ただし、この1年の結果だけで「9月は毎年この水準」とは言えません。設置地域と、その年の天候を含めて比較する必要があります。

9月は日照時間44.5時間|発電量と天気を照合

日照0時間の日は30日中17日

気象庁が公表する北関東の近隣地点の日別値を集計すると、9月の日照時間は44.5時間、降水量は538.5mmでした。日照時間が0.0時間の日は17日、降水量が0mmを超えた日は23日あります。これらは屋根上の実測値ではなく、周辺の気象条件を把握するための参考値です。

気象データ:気象庁「2026年9月の日ごとの値」(2026年10月8日確認)。日照・降水は30日分を合計。アメダスの日照時間は推計値です。

日照時間は日射の強さそのものではありません。JPEAは太陽電池が光を電気へ変換し、日射強度に応じて発電する仕組みを説明しています。日照が0時間でも、発電量が必ず0になるわけではありません。

出典:JPEA「太陽光発電の基礎知識」。

日照時間と日別発電量の相関係数は0.85

9月1〜30日について、同じ日の「気象庁の日照時間」と「我が家の発電量」を30組そろえて計算したピアソンの相関係数は0.85でした。日照時間が長いほど発電量も多い傾向が確認できます。

2026年9月の30日分の日照時間と発電量を示す散布図。相関係数は0.85
2026年9月の30日分を照合。日照時間と日別発電量の相関係数は0.85です。気象データは近隣地点の参考値です。

最多18.81kWhの9月14日と、最少0.48kWhの9月21日

2026年9月の特徴的な日の実測
日付 発電量 買電量 日照時間 降水量
9月14日 18.81kWh 3.60kWh 7.7時間 0.0mm
9月21日 0.48kWh 15.08kWh 0.0時間 99.0mm
9月22日 15.73kWh 3.52kWh 8.3時間 2.5mm
9月30日 9.59kWh 3.94kWh 0.4時間 0.0mm

月内で最も発電した9月14日は18.81kWh。一方、9月21日は0.48kWhで、家庭の消費15.27kWhに対して買電が15.08kWhでした。蓄電池を併用していても、発電が少ない日に買電が大きく残る実例です。

2026年9月14日のアプリ実画面。発電18.81kWh、消費16.76kWh、買電3.60kWh、売電5.35kWh
9月14日の実画面。発電量は月内最多の18.81kWh、買電量は3.60kWhでした。近隣の日照時間は7.7時間。
2026年9月21日のアプリ実画面。発電0.48kWh、消費15.27kWh、買電15.08kWh、売電0.00kWh
9月21日の実画面。発電量0.48kWhに対し、消費量15.27kWh・買電量15.08kWh。近隣の降水量は99.0mmでした。

9月22日は降水の記録があっても15.73kWh発電しています。また、9月30日は短い日照時間でも9.59kWhでした。「雨の記録がある=一日中発電しない」「日照時間だけで発電量が決まる」とは判断できません。

2026年9月22日のアプリ実画面。発電15.73kWh、消費13.72kWh、買電3.52kWh、売電2.97kWh
9月22日の実画面。近隣に降水2.5mmの記録があっても、日照8.3時間・発電15.73kWhでした。
2026年9月30日のアプリ実画面。発電9.59kWh、消費11.90kWh、買電3.94kWh、売電0.21kWh
9月30日の実画面。近隣の日照時間は0.4時間でも、我が家では9.59kWh発電しました。

発電した電気を94.24%自宅側で使っても、自給率は51.31%

消費量は減ったのに、買電量は72.37kWh増加

8月・9月の発電と家庭の電力利用
項目 2026年8月 2026年9月
発電量 442.56kWh 243.78kWh
自家消費量(アプリ表示) 395.65kWh 229.75kWh
売電量 46.91kWh 14.03kWh
家庭の消費量 532.65kWh 437.02kWh
買電量 140.41kWh 212.78kWh
自家消費率 89.40% 94.24%
自給率 73.64% 51.31%

9月は8月より家庭の消費量が95.63kWh減りました。それでも買電量は72.37kWh増えています。消費量だけでなく発電量も大きく減ったため、消費が減った月でも買電は増えうることがわかります。なお、ここでは電力量を比較しており、9月分の電気料金を推定したものではありません。

自家消費率と自給率は、分母が違う

自家消費率が高くても、発電量自体が少なければ必要な電気は買います。また、アプリの「自家消費量」229.75kWhと、消費量から買電量を引いた224.24kWhは一致しません。この記事では同じ量として置き換えず、それぞれ上記の計算に使用しています。差の内訳を蓄電池の損失などと決めつけてはいません。

2026年9月の自家消費率94.24%と自給率51.31%を、それぞれの分子と分母とともに示す比較図
自家消費率は発電量、自給率は家庭の消費量が分母。自家消費率94.24%でも、自給率は51.31%でした。

JPEAは蓄電池を、昼の電気をためて夜に使うなど利用時間を移す装置として説明しています。今回の買電量は蓄電池単独の効果を測った値ではなく、「蓄電池なしならいくら増えたか」もこのデータだけではわかりません。

出典:JPEA「住宅用太陽光発電システムとは」。

5kWなら9月に何kWh?我が家の実績では約234.86kWh相当

設置容量が違う方の参考として、243.78kWh÷5.19kW×比較する容量で単純換算しました。途中の46.97という丸めた値ではなく、割り算の結果をそのまま使い、最後に小数第2位へ丸めています。

2026年9月の実績を容量比例で換算した参考値
太陽光容量 月間発電量の換算値
3kW 約140.91kWh
4kW 約187.88kWh
5kW 約234.86kWh
6kW 約281.83kWh
7kW 約328.80kWh
8kW 約375.77kWh

9月の発電量が少ないと感じたときに確認すること

まず自宅の前年同月・日別記録と比較する

他の家庭の数値と比べる前に、自宅の前年9月、当月の日別記録、設置時の月別シミュレーションを確認しましょう。前年と比べる場合も日照条件の差を考慮します。我が家については、今回照合した資料に前年9月の発電実績がないため、前年比は掲載していません。

月間の減少だけで故障と断定しない

我が家より少ないという理由だけでは故障かどうかは判断できません。一方で、天候のせいと決めつけて異常を放置するのも避けたいところです。JPEAも、発電モニターや前年同月の発電量を確認する日常点検と、専門業者による点検を案内しています。

出典:JPEA「長く使っていただくために」。設備の異常が気になる場合は、販売店・施工店・メーカーへ相談してください。

これから導入するなら、発電が少ない月も含めて見積もりを比べる

9月の実測から伝えたいのは、発電の多い月だけで設備の価値を判断しないことです。導入前なら月別の想定発電量を出してもらい、家庭の消費・昼間の在宅状況と照らし合わせると、買電と売電の見込みを検討しやすくなります。

  • 自宅の屋根の方角・傾斜・影を反映した月別の想定発電量
  • 太陽光だけの場合と、蓄電池を併用した場合の費用の違い
  • 自家消費・売電・買電の計算条件と、発電が少ない月の見込み
  • 工事費・保証・将来の機器更新を含む総費用

蓄電池の容量を増やすだけで、日照不足による発電減を補えるわけではありません。節約目的と停電対策の目的を分け、自宅の条件で比較してください。

サービスの案内:タイナビ公式サイト(2026年10月8日確認)。

2026年9月の太陽光発電量についてよくある質問

9月は毎年、8月より発電量が少なくなりますか?

我が家の2026年は44.9%減でしたが、この結果だけで毎年同じとは言えません。地域や年によって天候が変わるため、自宅の複数年の月別記録で確認してください。

太陽光5kWで月243.78kWhという意味ですか?

実際の設備容量は5.19kWです。5kWへ比例換算すると約234.86kWhで、実測値と換算値は区別しています。

蓄電池があれば発電の少ない月も買電ゼロにできますか?

必ずできるわけではありません。我が家は10kWhの蓄電池を併用していますが、9月の買電量は212.78kWhでした。発電量、使用量、使う時間帯などが関係します。

まとめ|9月は243.78kWh。発電量と買電量をセットで見る

この記事を書いた人:パーシー。関東地方の一戸建てで太陽光5.19kWと蓄電池10kWhを使用し、発電・消費・買電・売電を継続記録しています。プロフィールと実測に取り組む理由をご覧ください。