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スイッチボットは何台まで接続可能?ハブで120台・リモコン無制限

記事内に商品プロモーションを含む場合があります。写真はイメージです。

スマートホーム化を検討し始めると、その拡張性が気になりますよね。特に人気のSwitchBot(スイッチボット)製品を導入する際、「スイッチボットは何台まで接続できるか」という疑問は、将来のスマートホーム設計において非常に重要です。

多くの方が最初に直面するのが、ハブの必要性です。ハブ無しでの接続台数の制限とはどのようなものなのか、知っておかないと後で買い足しが必要になるかもしれません。実は、SwitchBot公式の情報では、ハブ利用でボットは最大120台接続可とされていますが、これにはハブの性能や種類が大きく関わってきます。

現在、主なハブ製品として「ハブ2」と「ハブミニ」が存在し、ハブ2とハブミニどっちを選ぶべきかは大きな悩みどころです。例えば、高機能なハブ2は何台までサブデバイスを追加可能なのか、一方でスタンダードなハブミニは何台までリモコンを登録できるのか、これらの具体的な違いを理解することが失敗しないスマートホーム化の第一歩です。

また、エアコン複数台も1台のハブで管理可能か、といった具体的な運用方法も知りたい点でしょう。この記事では、スイッチボットは何台までの機器をどのように賢く使うかについて、基本的な仕組みから応用テクニックまで詳しく解説します。

例えば、ハブ2で別の部屋の家電も操作できるのか、もしできない場合の対策としてハブミニ2台で操作範囲を広げる方法、さらには家族全員で便利に使うための複数のスマホからハブを操作する方法や、ハブミニとスマホ2台での連携設定についても具体的に触れていきます。

この記事を最後まで読めば、ご自身の住環境や使い方にとって、スイッチボットは何台までが最適解か、そしてどのハブを選ぶべきかが明確になるはずです。

スイッチボットは何台まで接続できるか

  • ハブ無しでの接続台数の制限とは
  • ハブ利用でボットは最大120台接続可
  • ハブ2とハブミニどっちを選ぶべきか
  • ハブ2は何台までサブデバイスを追加可能?
  • ハブミニは何台までリモコンを登録できる?
  • エアコン複数台も1台のハブで管理可能か

ハブ無しでの接続台数の制限とは

パーシーのガジェブロイメージ

SwitchBot製品をハブ無しで使用する場合、接続台数に明確な公式上限はありません。しかし、その接続はスマートフォンのBluetooth性能に完全に依存します。

ハブが無い状態では、SwitchBotボットやカーテンといったデバイスは、操作するスマートフォンとBluetoothで1対1(または1対多)で直接通信します。そのため、スマホが同時に安定して接続できるBluetoothデバイスの数が、実質的な上限となります。

一般的に、スマートフォンのOSやBluetoothのバージョンにもよりますが、安定して同時に通信できるのは数台程度(3〜5台が目安)と言われています。それ以上のデバイスを登録・操作しようとすると、アプリでの認識が著しく遅れたり、接続が頻繁に途切れたり、操作要求が無視されたりと、動作が非常に不安定になる可能性が高まります。

さらに重要な点として、ハブ無しでは以下の機能が一切利用できません。

【ハブ無し利用での主な機能制限】

  • 遠隔操作の不可: 外出先から家電を操作できません(Bluetoothが届く範囲、約10m程度のみ)。
  • スマートスピーカー連携の不可: Alexa(アレクサ)やGoogle Home、Siriでの音声操作ができません。
  • 自動化(シーン設定)の不可: 「朝7時になったらカーテンを開ける」「温度が28度を超えたらエアコンをつける」といった自動操作が設定できません。

したがって、ハブ無しでの利用は、あくまで「お試し」や「特定の1〜2箇所をスマホ操作したい」という限定的な用途にとどまります。本格的なスマートホーム化を目指す場合、ハブの導入は必須と言えます。

ハブ利用でボットは最大120台接続可

SwitchBotハブのWi-Fi設定変更方法パーシーのガジェブロイメージ

SwitchBotハブシリーズ(ハブ2やハブミニ)を導入すると、接続できるデバイスの数は劇的に増加します。SwitchBot公式サイトのヘルプページによると、「SwitchBotボット(指ロボット)」に関しては、ハブ1台あたり最大120台まで接続できるとされています。

これは、ハブが各ボットデバイスとBluetoothで通信し、その情報をハブが集約してWi-Fi経由でインターネット(クラウドサーバー)に中継する役割を担うためです。これにより、スマートフォンのBluetooth性能の制限から解放されます。

この「120台」という数値は、あくまで「ボット」に関する接続上限の目安です。カーテンや開閉センサーなど他のBluetoothデバイスも接続しますが、一般的な家庭環境でこの上限を気にする必要はまずないでしょう。

ハブを介すことで、前述の制限(遠隔操作、音声操作、自動化)がすべて解除され、SwitchBotが持つ真価を発揮できるようになります。

ハブ2とハブミニどっちを選ぶべきか

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スマートホーム化の司令塔となるハブですが、「ハブ2」と「ハブミニ」のどちらを選ぶべきかは、利用者の目的によって明確に分かれます。両者はスマートリモコン機能とハブ機能を共通して持ちますが、性能や搭載センサー、将来性(Matter対応)に大きな違いがあります。

主な違いを以下の表にまとめます。この表は横にスクロールできる場合があります。

機能 SwitchBot ハブ2 SwitchBot ハブミニ
基本機能 スマートリモコン、ハブ機能 スマートリモコン、ハブ機能
赤外線送信距離 最大30m (ハブミニの2倍) 最大15m
搭載センサー 温湿度センサー、照度センサー なし (別途、温湿度計の購入は可能)
スマートボタン あり (本体に2つのタッチボタン) なし (別途、リモートボタンの購入は可能)
Matter対応 対応 (Apple Home連携など) 非対応 (一部Matter対応モデルも存在するが基本は別)
価格帯 高め 低め

ハブ2がおすすめな人

ハブ2は、単なるハブを超えた高機能なフラッグシップモデルです。

  • 室内の「温度」「湿度」「明るさ」を正確に把握し、それをトリガーに自動化を行いたい方(例:暗くなったら照明ON、室温30℃で冷房ON)。
  • Apple HomeKit(ホームアプリ)など、スマートホームの共通規格「Matter」(参考:CSA – Connectivity Standards Alliance)での連携を重視する方。
  • 広いリビング(1LDKや2LDK以上)で、赤外線の送信範囲を重視する方。
  • スマホや声だけでなく、ハブ本体のボタンを押してシーン(例:「いってきます」ですべて消灯)を実行したい方。

これらに当てはまる場合、初期費用は高くてもハブ2を選ぶ価値が十分にあります。



ハブミニがおすすめな人

ハブミニは、基本的なスマートホーム機能を低コストで実現するためのモデルです。

  • とにかく家中の赤外線リモコン(テレビ、エアコン、照明)をスマホや声で操作したい方。
  • 外出先からの遠隔操作や、基本的な自動化(時間指定など)ができれば十分な方。
  • ワンルームや各部屋ごとなど、限定的な範囲でスマート化を始めたい方。
  • コストを最優先で抑えてスマートホームを試してみたい方。

これらの場合、まずはハブミニを導入するのが最適解となります。



ハブ2は何台までサブデバイスを追加可能?

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SwitchBotハブ2の大きな特徴である「Matter対応」機能を利用する際、接続できるデバイス(サブデバイス)の数には上限が設定されています。

この上限は、2024年4月9日のファームウェアアップデートにより、従来の6台から最大8台までに拡張されました。(出典:SWITCHBOT株式会社 2024年4月9日プレスリリース)

ここでの「サブデバイス」とは、SwitchBotボット、カーテン、開閉センサー、人感センサー、ロックなど、ハブ2を経由させてApple HomeアプリなどMatter対応プラットフォーム側で認識・操作できるようにするBluetooth製品を指します。

【重要な注意点】

この「8台」という上限は、あくまでハブ2をMatterブリッジとして利用する場合の制限です。
SwitchBot独自のアプリ内でハブ2に紐づけて管理できるデバイス(登録する赤外線リモコンや、Matter連携させない他のSwitchBot製品)の総数とは異なります。SwitchBotアプリ内での管理台数は、これよりもはるかに多く(実質無制限に)可能です。

Apple HomeKitユーザーなどで、SwitchBot製品をホームアプリに表示させて使いたいデバイスが8台以下であれば、ハブ2がその橋渡し役として機能します。

ハブミニは何台までリモコンを登録できる?

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SwitchBotハブミニに登録できる赤外線リモコンの数に、実質的な上限はなく「無制限」とされています。

SwitchBot公式サイトのQ&Aによると、登録するリモコンのデータはハブミニ本体のストレージではなく、SwitchBotのクラウドサーバー上に、利用者自身のSwitchBotアカウントに紐づけて保存される仕組みになっています。

このため、ハブミニ本体のメモリ容量などに左右されることなく、理論上いくつでもリモコンを登録することが可能です。

したがって、家のリビングにあるテレビ、エアコン、照明、扇風機、サウンドバー、DVDプレイヤー、そして寝室や書斎にある別のエアコンや照明など、家中に溢れている赤外線リモコンをすべてハブミニ1台(または複数台)に集約し、スマートフォンアプリから一元管理することが可能になります。これにより、「リモコンが見当たらない」という日常の小さなストレスから完全に解放されます。

エアコン複数台も1台のハブで管理可能か

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エアコンが複数台あっても、1台のハブ(ハブ2またはハブミニ)で管理すること自体は可能です。ただし、それには「ハブから発信される赤外線が、すべてのエアコンの赤外線受信部に物理的に届くこと」が絶対条件となります。

ハブが家電の操作に使用する赤外線は、普段私たちが使っているテレビのリモコンと同じ性質を持っています。光の一種であるため、直進し、壁やドア、本棚のような大きな家具などの障害物を通り抜けることはできません。

ケース1:同じ部屋に複数台ある場合

広いリビングやオフィスなどで、同じ空間内にエアコンが2台設置されているケースです。この場合、ハブ1台を部屋の中央付近や、両方のエアコンの受信部を(直接または壁の反射で)狙えるような、開けた場所(棚の上や壁面)に設置すれば、問題なく両方のエアコンを管理できます。この場合、赤外線送信範囲がハブミニの2倍(最大30m)であるハブ2の方が、設置場所の自由度が高く有利になることがあります。

ケース2:別の部屋にある場合

リビングと寝室、子供部屋など、壁やドアで完全に仕切られた別の部屋にあるエアコンは、1台のハブで同時に操作することは原則として不可能です。ハブをリビングに置けば寝室のエアコンは操作できず、その逆も同様です。

【赤外線の性質に関する重要ポイント】

赤外線は光の一種であり、壁や障害物を透過できません。ハブ1台で管理できるのは、基本的に「ハブと同じ部屋にある、赤外線が見通せる範囲の家電のみ」と覚えておく必要があります。

したがって、複数の部屋にあるエアコンをスマート化したい場合は、各部屋それぞれにハブを設置する必要があります。

スイッチボットは何台までの機器をどう使う?

  • ハブ2で別の部屋の家電も操作できるか
  • ハブミニ2台で操作範囲を広げる方法
  • 複数のスマホからハブを操作する方法
  • ハブミニとスマホ2台での連携設定
  • スイッチボットは何台までが最適解か

ハブ2で別の部屋の家電も操作できるか

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「ハブ2は赤外線送信距離が最大30mと強力だから、隣の部屋くらいなら届くのではないか?」と期待される方も多いですが、残念ながらその期待に応えることはできません。

前述の通り、SwitchBotハブ2が家電の操作に用いるのは赤外線です。この「最大30m」というスペックは、あくまでハブ本体と家電の間に壁や家具などの障害物が一切ない、見通しの良い空間での理論上の最大値です。

赤外線は光の仲間であるため、物理的な壁や閉じたドアを透過することはできません。たとえそれが薄いふすまや障子であっても、赤外線は遮断されるか著しく減衰してしまい、家電の受信部にまで届かなくなります。

もし部屋のドアが常に全開になっており、ハブの設置場所から隣の部屋の家電の受信部が直接見えるような特殊な間取りであれば、操作できる可能性もゼロではありません。しかし、少し角度がズレたり、人が間を通ったりするだけで操作は失敗するため、日常的な運用としては非常に不安定であり現実的ではありません。

結論として、ハブ2の高性能をもってしても、別の部屋の家電を確実に操作することは不可能です。別の部屋の家電をスマート化したい場合は、その部屋にもう1台ハブ(ハブミニまたはハブ2)を設置するのが唯一の確実な方法です。

ハブミニ2台で操作範囲を広げる方法

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複数の部屋(例えば、家族が集まるリビングと、就寝時に使う寝室)で赤外線家電(エアコンや照明)をスマート化したい場合、最も確実で、かつコストパフォーマンスにも優れた解決策が「ハブミニを各部屋に1台ずつ設置する」ことです。

設定は非常に簡単で、複雑な作業は必要ありません。

  1. まず、1台目のハブミニをSwitchBotアプリに登録します(通常のリビング用セットアップ)。
  2. 次に、2台目のハブミニを寝室のコンセントに差し込みます。
  3. SwitchBotアプリを開き、1台目を追加したのとまったく同じ手順で、アプリの「+」ボタンから新しいデバイスとして2台目のハブミニを追加登録します。

これだけで設定は完了です。SwitchBotアプリは複数のハブをまとめて管理できるため、アプリのホーム画面に「リビングのハブ」「寝室のハブ」が両方表示されます(※名前は自分で自由に変更可能)。

【複数ハブ運用のヒント】

アプリ上で各ハブに「リビング」「寝室」「書斎」といった分かりやすい名前を付けておくことが重要です。これにより、リモコンを追加登録する際に「どのハブで操作するリモコンか」を正しく紐付けることができ、管理が非常に容易になります。

これにより、SwitchBotアプリやスマートスピーカーから、「リビングのテレビをつけて」「寝室のエアコンを消して」といったように、部屋を指定して明確に操作できるようになります。家のスマート化の範囲が格段に広がり、快適性が向上します。

複数のスマホからハブを操作する方法

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SwitchBotハブやそれに接続されたデバイスは、自分一人だけでなく、家族のスマートフォンなど、複数のスマートフォンから共有して操作することが可能です。これにより、スマートホームの利便性を家族全員で享受できます。この機能は、SwitchBotアプリの「ホーム共有」機能によって実現します。

設定方法の概要は以下の通りです。

  1. オーナー(管理者)の設定: まず、最初にハブやデバイスを設定した人(オーナー)のアカウントでSwitchBotアプリにログインします。
  2. メンバーの招待: アプリの左上にあるメニューから「ホーム管理」を選び、共有したい「ホーム」(例:「マイホーム」)を選択します。次に「メンバー」タブを開き、「メンバーを招待」を選択します。
  3. 招待の送信: 家族など共有したい相手のSwitchBotアカウント(アカウント作成時に使用したメールアドレス)を入力し、招待を送信します。
  4. 招待の承認: 招待された側(家族)は、自分のスマートフォンにインストールしたSwitchBotアプリで、その招待を承認します。(招待はアプリ内の「ホーム管理」→「招待」タブに届きます)

この手順が完了すると、オーナーが管理するハブ、登録済みリモコン、ボット、カーテンなどのデバイスがメンバーのアカウントにも共有され、メンバー各自のスマートフォンから自由に操作できるようになります。

ハブミニとスマホ2台での連携設定

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前述の通り、ハブミニ(またはハブ2)を2台のスマートフォンで連携させる(共有する)ための最も正しく、推奨される設定方法は「ホーム共有」機能を使用することです。

この設定を行うための絶対的な前提条件として、2台のスマートフォンそれぞれにSwitchBotアプリがインストールされており、それぞれが「異なるSwitchBotアカウント(異なるメールアドレスとパスワード)」でログインしている必要があります。

1台目のスマホ(オーナー)のアプリから、2台目のスマホで使っているアカウントのメールアドレス宛に「ホーム」への招待を送信し、2台目のスマホでその招待を承認すれば、連携(共有)設定は完了です。

非推奨な方法:アカウントの共用

理論的には、1つのSwitchBotアカウント(同じメールアドレスとパスワード)を2台のスマホで共用し、両方のスマホで同じアカウントに同時にログインすることも可能です。しかし、この方法は公式には推奨されていません。

理由として、片方のスマホでシーンやデバイス名を変更すると、もう片方のスマホにも即座に(あるいは同期のタイミングで)反映されてしまい混乱を招いたり、通知設定が競合したり、セキュリティ管理が複雑になったりする可能性があるためです。家族間であっても、アカウントは個人ごとに作成し、「ホーム共有」機能で権限を管理する方がはるかに安全でスマートな運用方法と言えます。

スイッチボットは何台までが最適解か

これまで解説してきた情報を基に、「スイッチボットは何台までが最適か」という疑問について、ご自身の環境における最適解を見つけるための重要なポイントを以下にまとめます。

  • ハブ無しの場合、接続はスマホのBluetooth性能に強く依存します
  • ハブ無しでの安定接続を望むなら、数台程度が現実的な目安です
  • ハブを利用する場合「ボット」は公式情報で最大120台まで接続可能です
  • ハブミニへの赤外線リモコン登録台数は、クラウド保存のため実質無制限です
  • ハブ2は赤外線範囲がハブミニの2倍と広く、高機能センサーを搭載します
  • ハブ2はMatter対応のサブデバイスを2024年4月より最大8台まで追加できます
  • この8台という上限はMatter連携(Apple Homeなど)を利用する場合の制限です
  • ハブ2とハブミニのどっちを選ぶかは、センサー機能とMatter対応の必要性で決まります
  • 基本的なハブ機能(遠隔・音声操作)だけなら、安価なハブミニが最適です
  • エアコン複数台でも、それが同じ部屋にあるならハブ1台で管理できる可能性があります
  • 赤外線は壁や障害物を透過しないため、別の部屋の操作は絶対にできません
  • 高性能なハブ2であっても、別の部屋の家電操作は原則不可能です
  • 複数の部屋を操作する最適解は、ハブミニ2台など各部屋にハブを設置することです
  • 複数ハブの追加設定は簡単で、アプリに新しいデバイスとして追加するだけです
  • 家族など複数のスマホからの操作は「ホーム共有」機能で安全に実現できます