SwitchBotが突然オフラインになり、操作できずにお困りではありませんか。ボタン一つ、声一つで生活を豊かにしてくれるスマートホーム生活が、デバイスの接続問題一つで大きなストレスに変わってしまうことがあります。この記事では、原因を解説!スイッチ ボット オフライン 直し 方の第一歩として、そもそもSwitchBotがオフラインになる原因は何か、そして外から操作できない主な理由を深く掘り下げて明らかにします。また、突然届くオフライン 通知の意味を正しく理解し、ハブ2 デバイスがオフラインになる場合や見守りカメラ オフラインのチェック項目といった、特定のデバイスで発生しがちな問題にも個別に対応します。さらに、誰でもできる!スイッチ ボット オフライン 直し 方の実践編として、オフラインのまま?最初に試すことといった基本的な確認から、ルーターの再起動で接続をリセットする定番の方法、デバイスがオフラインならインターネットに再接続する具体的な手順、そして最終手段であるデバイスの再追加で問題を解決する方法まで、写真や図解を交えながら丁寧に解説していきます。この記事を最後まで読めば、まとめ:スイッチ ボット オフライン 直し 方を通じて、ご自身の力で問題を迅速に解決し、快適なスマートライフを取り戻すことができるようになります。
- SwitchBotがオフラインになる根本的な4つの原因
- ハブや見守りカメラなどデバイス別の対処法の違い
- 初心者でも簡単に試せる具体的な復旧手順のすべて
- オフラインを未然に防ぎ安定して利用するためのコツ
原因を解説!スイッチボット オフライン 直し方 第一歩
- SwitchBotがオフラインになる原因
- 外から操作できない主な理由
- 突然届くオフライン 通知の意味
- ハブ2 デバイスがオフラインになる場合
- 見守りカメラ オフラインのチェック項目
SwitchBotがオフラインになる原因
SwitchBotデバイスがオフラインになってしまう原因は多岐にわたりますが、そのほとんどはデバイス本体の故障ではなく、周辺の「環境」に起因するものです。問題を切り分けるため、原因を大きく4つのカテゴリに分類して詳しく見ていきましょう。これらの原因を理解することが、迅速な解決への第一歩となります。
1. Wi-Fiネットワーク設定の問題
最も頻繁に見られる原因が、Wi-Fiネットワークに関する設定の不一致です。デバイスは一度設定したWi-Fi情報を記憶して接続し続けますが、その情報が現実のネットワーク環境と異なってしまうと、接続できずにオフラインとなります。
- SSID・パスワードの変更:Wi-Fiルーターを新しいものに交換したり、セキュリティ向上のためにパスワードを変更したりすると、デバイスに記憶された古い情報では接続できなくなります。
- 周波数帯のミスマッチ:Wi-Fiには主に「2.4GHz」と「5GHz」の2つの周波数帯があります。SwitchBotデバイスの多くは、障害物に強く遠くまで届きやすい性質を持つ2.4GHz帯にのみ対応しています。スマートフォンの設定で誤って5GHz帯のネットワーク情報をデバイスに設定しようとすると、接続に失敗します。(出典:総務省「電波利用ホームページ」)
2. 物理的な設置環境の問題
Wi-Fiの電波は目に見えませんが、物理的な障害物の影響を大きく受けます。デバイスの設置場所が不適切な場合、接続が不安定になりがちです。
- ルーターとの距離:ルーターからデバイスが離れすぎていると、電波が弱くなり接続が途切れてしまいます。
- 障害物による電波の減衰:厚いコンクリートの壁、金属製のドア、断熱材、さらには水槽などもWi-Fiの電波を遮る原因となります。特にハブ製品は家中のデバイスと通信するため、家の中心に近い、見通しの良い場所に設置するのが理想です。
3. 機器の一時的な不具合
デバイスやルーターは常時稼働している精密機器のため、一時的な不具合を起こすことがあります。
- ルーターのフリーズ:ルーターは長時間稼働することで熱がこもったり、内部のソフトウェアが不安定になったりすることがあります。これにより、ネットワーク全体が停止してしまうケースです。
- デバイス本体の不具合:デバイス本体も、稀に内部プログラムが正常に動作しなくなり、再起動が必要になることがあります。
4. ソフトウェアの問題
デバイスを制御するソフトウェアが古いバージョンのままだと、最新の通信方式に対応できず、不具合の原因となることがあります。
- ファームウェアのバージョン:デバイス本体に組み込まれている「ファームウェア」と呼ばれるソフトウェアが古いと、接続の安定性やセキュリティに問題が生じることがあります。
- アプリのバージョン:スマートフォンにインストールされているSwitchBotアプリが古い場合も、デバイスとの通信が正常に行えない原因となり得ます。
オフラインの主な原因と対策の早見表
原因のカテゴリ | 具体的な内容 | 推奨されるアクション |
---|---|---|
Wi-Fi設定の問題 | SSID/パスワードの変更、2.4GHz帯以外への接続試行、ルーターの買い替え | アプリからWi-Fi設定を再登録する |
物理的な環境の問題 | ルーターとデバイスの距離が遠い、壁や家具などの障害物による電波減衰 | デバイスをルーターに近づける、中継器を導入する |
機器の不具合 | ルーターの一時的なフリーズ、デバイス本体の不具合 | ルーターやデバイス本体を再起動(電源の抜き差し)する |
ソフトウェアの問題 | デバイスのファームウェアやアプリのバージョンが古い | アプリストアでアプリを更新し、アプリ内でファームウェアを更新する |
外から操作できない主な理由
「自宅にいるときは問題なく使えるのに、外出先から操作しようとするとオフラインになる」という現象は、多くのユーザーが経験する典型的なトラブルです。この問題の鍵を握っているのが、「SwitchBotハブミニ」や「SwitchBotハブ2」といったハブ製品の存在です。
まず、SwitchBotの基本的な通信の仕組みを理解する必要があります。カーテンやボットといった個々のデバイスは、省電力な「Bluetooth」という通信規格でスマートフォンと直接つながっています。Bluetoothは近距離通信が専門で、通信できる範囲はせいぜい10メートル程度です。そのため、自宅にいるときはスマホとデバイスが直接通信できますが、家の外に出てしまうと電波が届かなくなり、操作できなくなるのです。
ここで登場するのが「ハブ」です。ハブは、いわば「通訳者」や「中継基地」のような役割を果たします。ハブは自宅のWi-Fiに接続することで、常にインターネットの世界とつながっています。あなたが外出先からスマホアプリで「エアコンをつけて」と指示を出すと、その命令はインターネットを経由して自宅のハブに届きます。ハブはその命令を受け取り、Bluetoothや赤外線といったローカルな信号に「通訳」して、エアコンやSwitchBotデバイスに伝達します。
つまり、外出先からの操作ができないという問題は、個々のデバイスの故障ではなく、99%のケースで「ハブとインターネットの接続が切れている」ことが原因です。
💡 プロのヒント:ハブの最適な設置場所
ハブは「インターネットの世界」と「自宅のデバイスたち」をつなぐ重要な役割を担っています。その性能を最大限に引き出すためには、以下の場所に設置するのがおすすめです。
- 家の中心付近:家中のデバイスにBluetoothの電波が届きやすくなります。
- Wi-Fiルーターの近く:インターネットとの接続を安定させるため、ルーターから離れすぎていない場所が理想です。
- 操作したい家電が見える場所:エアコンやテレビなどを赤外線で操作する場合、ハブと家電の間に障害物がない場所に設置する必要があります。
この仕組みを理解すれば、外出先でオフラインになった際に、まず確認すべきは「ハブの電源とWi-Fi接続」であることが明確になります。
突然届くオフライン 通知の意味
ある日突然、スマートフォンの画面に「(デバイス名)がオフラインです」というSwitchBotアプリからの通知が表示されると、少し驚くかもしれません。この通知は、デバイスに異常が発生したことを知らせる警告ですが、その背後にある原因は様々です。慌てずに対処するためにも、通知が何を意味しているのかを正しく理解しておきましょう。
この通知は、これまで正常にSwitchBotのクラウドサーバーと通信していたデバイスが、何らかの理由でその接続を失ったことを意味します。サーバーは定期的に各デバイスと通信を行い、応答がない場合に「オフラインになった」と判断してユーザーに通知を送る仕組みです。
通知が届く原因は、大きく分けて2つのパターンが考えられます。
パターン1:一時的・偶発的な問題
一度だけ通知が来た、あるいはたまにしか来ないという場合は、一時的な問題である可能性が高いです。
- インターネット回線の一時的な不通:契約しているプロバイダー側でのメンテナンスや通信障害、または近隣での工事などが原因で、自宅のインターネットが一時的に切断された可能性があります。
- ルーターの一時的なフリーズや自動再起動:ルーターが内部処理の問題で一時的に停止したり、ファームウェアの自動更新などで再起動したりした場合、その間はデバイスがオフラインになります。
- 瞬間的な停電:落雷や電力網の問題でごく短い時間だけ停電した場合も、ハブなどの電源が落ちてオフライン通知が届くことがあります。
これらの場合、インターネット環境が復旧すればデバイスは自動的に再接続されることがほとんどで、ユーザー側で特別な操作は必要ありません。
パターン2:継続的・潜在的な問題
もし同じデバイスから頻繁にオフライン通知が届くようであれば、何らかの根本的な問題が潜んでいるサインです。
- Wi-Fi電波強度の不足:デバイスがルーターから遠い、または障害物が多い場所に設置されており、Wi-Fi接続がギリギリの状態で、頻繁に途切れている可能性があります。
- 電源供給の不安定:使用しているUSBアダプターの出力不足や、電源ケーブルの接触不良により、デバイスへの電力供給が不安定になっているケースも考えられます。
- 他の電波との干渉:電子レンジやコードレス電話など、同じ2.4GHz帯の電波を発する機器が近くにあると、Wi-Fiの通信が妨害されることがあります。
頻繁な通知は、スマートホーム環境を見直す良い機会です。通知を無視せず、その原因を探ることで、より安定したシステムを構築することができます。
ハブ2 デバイスがオフラインになる場合
SwitchBotハブ2は、単なるハブ機能だけでなく、温湿度計やスマートボタンも統合された多機能なデバイスです。家のスマート化の中心を担う存在であるため、これがオフラインになるとその影響は甚大です。基本的な原因は他のデバイスと共通していますが、ハブ2ならではの注意点も存在します。
最大の注意点は、やはりWi-Fiの接続設定です。特に、高性能なWi-Fiルーターで有効になっていることが多い「バンドステアリング機能」との相性問題は、ハブ2がオフラインになる典型的な原因の一つです。
バンドステアリング機能とは?
Wi-Fiの2.4GHz帯と5GHz帯のSSID(ネットワーク名)を一つにまとめ、接続するデバイスの性能や電波状況に応じて、ルーターが自動的に最適な周波数帯に振り分ける機能です。これにより、ユーザーは周波数帯を意識せずにWi-Fiを利用できるというメリットがあります。
しかし、SwitchBotハブ2は2.4GHz帯にしか対応していないため、バンドステアリング機能によって5GHz帯に振り分けられてしまうと、接続できずにオフラインとなってしまいます。この問題を回避するためには、ルーターの管理画面にアクセスし、2.4GHz帯と5GHz帯のSSIDを意図的に別々の名前に設定することが最も確実な対策です。例えば、「My-WiFi-2.4G」と「My-WiFi-5G」のように分け、ハブ2を明確に「My-WiFi-2.4G」に接続し直すことで、問題は解決します。
また、ハブ2はMatter対応など最新の規格をサポートしているため、ファームウェアの更新が比較的頻繁に行われます。ファームウェアが古いと、クラウドサーバーとの通信プロトコルに差異が生じ、接続が不安定になることがあります。アプリに「アップデート」の表示が出たら、速やかに更新することをお勧めします。公式のリリースノートを確認するのも良いでしょう。(出典:SwitchBot公式サイト サポートページ)
ハブ2がオフラインになると、スケジュール設定やシーン機能、スマートスピーカー連携など、ほぼ全ての自動化機能が停止します。スマートホームの心臓部であることを意識し、安定したネットワーク環境を維持することが極めて重要です。
見守りカメラ オフラインのチェック項目
大切な家族やペットを見守るためのSwitchBot見守りカメラがオフラインになってしまうと、その役割を果たせず、大きな不安につながります。カメラのトラブルシューティングは、他のデバイスの確認項目に加えて、映像データ通信特有のポイントを確認する必要があります。
基本的なチェック項目は以下の通りです。
1. 電源供給の再確認
見守りカメラは映像の処理と送信で常に電力を消費します。まず、付属のUSB-ACアダプターとケーブルを使用して、壁のコンセントから直接給電されているかを確認してください。延長コードやタコ足配線、PCのUSBポートからの給電は、電力が不安定になる原因となり得るため、推奨されません。ケーブルが本体やアダプターに奥までしっかりと差し込まれているかも、改めて確認しましょう。
2. Wi-Fi接続の品質評価
カメラは高画質な映像データを常にクラウドへアップロードし続けるため、他のセンサー類とは比較にならないほど安定した広帯域のWi-Fi接続を要求します。具体的には、安定したHD画質のストリーミングには、最低でも2~4Mbps程度のアップロード(上り)速度が継続的に必要とされます。
SwitchBotアプリ内のカメラ設定画面でWi-Fiの電波強度を確認し、もし「弱い」と表示されている場合は、設置場所の見直しが必須です。ルーターに近づけるのが最も簡単な解決策ですが、それが難しい場合は、電波を拡張する「Wi-Fiメッシュシステム」や「中継器」の導入が非常に有効です。
3. microSDカードの状態確認
常時録画や動体検知録画のためにmicroSDカードを使用している場合、カード自体の不具合がカメラ全体の動作を不安定にさせることがあります。
- カードの抜き差し:一度カメラの電源をオフにし、microSDカードを慎重に取り外してから、再度しっかりと挿入してみてください。接触不良が改善されることがあります。
- フォーマット(初期化):長期間使用していると、カード内部のデータ管理領域にエラーが蓄積されることがあります。重要な録画データをPCなどにバックアップした上で、SwitchBotアプリの機能を使ってカメラ経由でフォーマットを実行すると、動作が安定する場合があります。
- カードの交換:microSDカードは消耗品であり、書き込み回数に上限があります。安価な製品や長年使用したカードは、エラーの発生率が高まります。信頼性の高いメーカーの、高耐久な製品に交換することも検討しましょう。
これらの項目を一つずつ丁寧に確認することで、原因の特定につながります。特にWi-Fiの通信品質は、見守りカメラの安定稼働における生命線と言えるでしょう。
誰でもできる!スイッチ ボット オフラインの直し方 実践
- オフラインのまま?最初に試すこと
- ルーターの再起動で接続をリセット
- デバイスがオフラインならインターネットに再接続
- デバイスの再追加で問題を解決
オフラインのまま?最初に試すこと

デバイスがオフラインのままで操作不能になったとき、焦って複雑な設定を試す前に、まずは最も基本的で簡単な3つのステップを確認しましょう。「まさかそんなことで」と思うような単純な見落としが原因であることは、決して珍しくありません。この初期診断を行うことで、無駄な時間を費やすことなく問題を解決できる可能性が高まります。
🛠️ オフライン時の初期診断3ステップ
- アプリの完全再起動:まず、お使いのスマートフォンでSwitchBotアプリを完全に終了させます。スマートフォンのマルチタスク画面(iPhoneでは下からスワイプ、Androidでは専用ボタンなど)を開き、SwitchBotアプリをリストから消去してください。その後、改めてアプリアイコンをタップして起動します。これにより、アプリ内部の一時的な表示エラーやキャッシュの問題が解消されることがあります。
- デバイス本体の電源確認:次に、問題が発生しているデバイス本体の電源供給を物理的に確認します。
- 【ハブ・カメラなど】:ACアダプターで常時給電しているデバイスは、電源ケーブルがコンセント側とデバイス側の両方でしっかりと奥まで差し込まれているかを確認します。
- 【ボット・カーテンなど】:電池で駆動するデバイスの場合、アプリで表示される電池残量を確認します。残量が少ない場合は、新しい電池に交換してみてください。電池の接触不良も考えられるため、一度電池を外して入れ直すのも有効です。
- スマートフォン自体の通信状態確認:最後に、操作しているスマートフォン自体がインターネットに正しく接続されているかを確認します。Wi-Fiのアイコンは表示されているか、モバイルデータ通信はオンになっているか、誤って機内モードを有効にしていないかなどをチェックしてください。スマートフォンがオフラインでは、当然デバイスの状態を確認することも操作することもできません。
多くの場合、これらの基本的な確認作業だけでデバイスはオンラインに復帰します。もしこれらのステップで解決しない場合に初めて、次の段階であるルーターの再起動へと進むのが効率的なトラブルシューティングの手順です。
ルーターの再起動で接続をリセット
初期診断の3ステップを試しても状況が改善しない場合、次に行うべき最も効果的な手段がWi-Fiルーターの再起動です。これは「ネットワークの調子が悪ければ、まずルーターを再起動する」と言われるほど、多くの通信トラブルを解決する定番の方法です。
Wi-Fiルーターは、家庭内のすべてのインターネット通信を管理する小型のコンピューターです。24時間365日稼働し続ける中で、以下のような問題が内部で蓄積されることがあります。
- メモリのオーバーフロー:多数のデバイスが接続と切断を繰り返すことで、ルーターの内部メモリに不要なデータが溜まり、動作が遅くなったり不安定になったりします。
- IPアドレスの競合:各デバイスに割り当てられるIPアドレスの管理に混乱が生じ、特定のデバイスがネットワークに参加できなくなることがあります。
- 熱によるパフォーマンス低下:密閉された空間や埃の多い場所に設置されていると、内部に熱がこもり、処理能力が低下してフリーズしやすくなります。
再起動は、これらの内部で蓄積された一時的な問題を一掃し、ルーターをクリーンな状態で再始動させるための最も簡単な方法です。手順は非常にシンプルですが、効果を最大化するために正しい順序で行うことが大切です。
正しいルーターの再起動手順
- 電源ケーブルを抜く:まず、Wi-Fiルーター本体に接続されている電源ケーブルをコンセントから抜きます。スイッチで電源を切るのではなく、物理的に電源供給を断つことが重要です。
- 1分間待つ:ケーブルを抜いたら、すぐに差し直さずに最低でも1分間はそのまま放置します。この時間が、ルーター内部のコンデンサに蓄えられた電気を完全に放電させ、メモリを完全にクリアにするために必要です。
- 電源ケーブルを差し込む:1分以上経過したら、再び電源ケーブルをコンセントに差し込みます。
- 5分ほど待つ:電源を入れると、ルーターは起動シーケンスを開始し、プロバイダーとの認証、インターネット接続の確立などを行います。すべての処理が完了し、ステータスランプが正常な状態(通常は点灯)になるまで、5分程度は焦らずに待ちましょう。
注意:リセットボタンは押さないでください!
多くのルーターには、爪楊枝などで押す小さな「リセットボタン」がありますが、これを長押しするとルーターの設定がすべて工場出荷状態に戻ってしまいます。インターネット接続のIDやパスワードも再設定が必要になり、非常に手間がかかります。ここで行うのは、あくまで電源の抜き差しによる「再起動」です。
ルーターの起動が完了したら、SwitchBotアプリを開き、デバイスがオンラインに復帰しているかを確認してください。多くの一時的なネットワーク不具合は、この手順で魔法のように解決するはずです。
デバイスがオフラインならインターネットに再接続
ルーターを再起動してもオフラインが解消しない場合、または「Wi-Fiルーターを交換した」「Wi-Fiのパスワードを変更した」など、原因が明確な場合は、デバイスに保存されている古いWi-Fi情報を新しいものに更新する必要があります。この「Wi-Fi再設定」は、SwitchBotアプリを通じて、数分で完了する簡単な作業です。
ここでは、最も代表的なハブ製品である「SwitchBotハブミニ」を例に、具体的な手順を解説します。見守りカメラやプラグミニなど、Wi-Fiに直接接続する他のデバイスも、ほぼ同じ手順で再設定が可能です。
【事前準備】
作業をスムーズに進めるため、事前にご自宅のWi-FiネットワークのSSID(ネットワーク名)とパスワードを正確に確認し、手元にメモしておきましょう。特に、大文字と小文字、数字と記号の区別は正確に把握しておく必要があります。
ステップ1:対象デバイスの設定画面を開く
まず、スマートフォンでSwitchBotアプリを起動します。ホーム画面に表示されるデバイスリストの中から、オフラインになっているデバイス(例:「ハブミニ」)を見つけてタップします。オフライン状態でもタップは可能です。次に、画面の右上隅にある歯車の形をした「設定」アイコンをタップして、詳細設定メニューに進みます。
ステップ2:Wi-Fi設定メニューで情報を再入力する
設定メニューの一覧から「Wi-Fi設定」という項目を探し、タップします。すると、現在設定されているSSIDが表示されるか、あるいは新しい情報を入力する画面に切り替わります。ここで、事前に準備しておいた、接続したいWi-Fiネットワークの2.4GHz帯のSSIDを選択(または入力)し、パスワードを正確に入力します。入力後、「保存」や「OK」といったボタンをタップします。
ステップ3:デバイスのペアリングモードを起動する
Wi-Fi情報を入力すると、デバイスを「ペアリングモード(設定モード)」にするよう指示される場合があります。ハブミニの場合は、本体の上部にあるボタンをランプが白く点滅し始めるまで約3秒間長押しします。デバイスによって操作は異なりますが、画面の指示に従ってください。
ステップ4:接続完了を待つ
デバイスがペアリングモードになると、スマートフォンは入力されたWi-Fi情報をデバイスに送信し、接続プロセスが自動的に開始されます。画面には「接続中です…」といったメッセージが表示されます。この処理には1〜2分かかることがあります。成功すると「接続しました」という表示に変わり、Wi-Fiの再設定は完了です。
アプリのホーム画面に戻り、デバイスのステータスが「オンライン」に変わっていることを確認してください。この操作により、デバイスは新しい正しいWi-Fi情報を記憶し、再びインターネットに接続して正常に機能するようになります。
デバイスの再追加で問題を解決

これまで解説してきた「初期診断」「ルーターの再起動」「Wi-Fiの再設定」という手順は、オフライン問題の約9割以上を解決できる効果的な方法です。しかし、稀にこれらの方法をすべて試しても、デバイスがオンラインに復帰しない頑固なケースが存在します。その場合の最終手段となるのが、アプリからデバイスを一度完全に削除し、改めてゼロから設定し直す「デバイスの再追加」です。
この方法は、デバイス内部のソフトウェア(ファームウェア)に何らかの不整合や破損が生じてしまった場合に特に有効です。再追加のプロセスを通じて、デバイスは工場出荷状態に近いクリーンな状態にリセットされ、根本的な問題が解消されることが期待できます。
⚠️ 実行前の重要注意点:すべての設定が失われます
「デバイスの再追加」は非常に強力な解決策ですが、大きなデメリットも伴います。デバイスをアプリから削除すると、そのデバイスに関連付けられていたすべてのカスタム設定がサーバーから消去されます。
- スケジュール設定:「平日の朝7時にカーテンを開ける」などの設定
- シーン設定:「”おやすみ”で全ての照明とテレビを消す」などの連携設定
- 学習させたリモコン:ハブに学習させたテレビやエアコンのリモコン設定
- デバイスの名称や部屋の割り当て
これらの設定は、デバイスを再追加した後に、すべて手動で一から設定し直す必要があります。この手間を十分に理解した上で、最後の手段として実行してください。
デバイスの再追加手順
- デバイスの削除:SwitchBotアプリで、対象デバイスの設定画面を開きます。メニューの一番下にある「デバイスを削除」をタップし、確認画面で承認します。これで、あなたのアカウントからそのデバイスの情報が完全に削除されます。
- デバイスの追加:アプリのホーム画面右上の「+」アイコンをタップし、「デバイスの追加」を選択します。
- 初期設定の実行:画面の指示に従い、新品のデバイスをセットアップするのと全く同じ手順で、デバイスの検出、Wi-Fi設定(必要な場合)を進めていきます。
- 各種設定の再構築:デバイスが無事に追加されたら、以前のように動作させるために、失われたスケジュールやシーン設定などを根気よく再設定していきます。
手間はかかりますが、原因不明の頑固なオフライン問題に直面した際には、最も確実な解決策の一つと言えるでしょう。
まとめ:スイッチ ボット オフラインの直し方
この記事では、SwitchBotがオフラインになる原因から、誰でも実践できる具体的な解決策までを段階的に解説しました。最後に、快適なスマートホーム環境を維持するための重要なポイントをまとめます。
- SwitchBotがオフラインになる最も一般的な原因はWi-Fi接続の問題です
- ルーター交換やパスワード変更後は必ずデバイスのWi-Fi再設定が必要です
- デバイスは障害物に強く遠くまで届く2.4GHz帯のWi-Fiにのみ対応します
- ルーターとデバイスの距離が遠すぎたり壁が多いと接続が不安定になります
- 金属製のドアやコンクリート壁は特にWi-Fiの電波を遮断しやすいです
- オフラインになったらまずアプリの再起動とデバイスの電源を確認しましょう
- スマートフォンが機内モードになっていないかといった基本的な点も要確認です
- 原因不明の多くのネットワーク不具合はWi-Fiルーターの再起動で解決します
- ルーターの電源を抜いた後は内部をリフレッシュさせるため1分以上待ちましょう
- アプリの設定からWi-Fi情報を再入力すれば新しいネットワークに接続できます
- 外出先から操作できない不具合はハブのインターネット接続が原因です
- 見守りカメラは映像送信のため特に安定したWi-Fi環境を必要とします
- どの方法でも解決しない場合の最終手段がデバイスの削除と再追加です
- デバイスを再追加すると全てのスケジュールやシーン設定が初期化されます
- 問題が頻発するならルーターの近くなどデバイスの設置場所を見直しましょう