SwitchBot K11+ ロボット掃除機を3ヶ月使ったリアルレビュー
~家庭で始めるスマート清掃生活~
「家事をちょっと楽にしたい」「ロボット掃除機に興味はあるけど迷っている」──そんな私が、2025年最新版のSwitchBot ロボット掃除機 K11+(以下K11+)を約3ヶ月間使ってみて、感じたリアルなメリットと気づき、そして正直なデメリットを包み隠さずお伝えします。
購入に至ったきっかけと使用環境
学生が巣立ち、夫婦二人暮らしになってから、リビングと廊下、寝室の床掃除が意外と負担に。小型犬の抜け毛も加わり、「毎日少しでも床がきれいだと気持ちいいな」と思うように。そこで、初めてロボット掃除機を導入することにして選んだのが、このK11+です。
家の構造は約35㎡のワンルームタイプ、フローリングメイン、カーペット部分あり。家具の下にも潜り込める高さ設計、小型ながら6000Paの強力吸引に期待しました。
製品概要と進化ポイント
- 吸引力:最大6000 Paの強力吸引
- 高精度レーザー(LiDAR)マッピングとSLAMアルゴリズム
- 水拭きモード+使い捨て掃除シート(30枚付属)
- 禁止エリア設定・バーチャルウォール対応
- 動作音はナイトモードで静音設計
- 2.4GHz Wi‑Fi 接続、Alexa/Google Home/IFTTT/Siri対応
- 低床家具下にも対応できる高さ設計、小型サイズ
設置と初期設定の流れ
- 本体の取り出し・充電スタンドの設置
- SwitchBotアプリでWi‑Fi接続と初期マッピング
- 部屋ごとの名前設定と禁止エリアの指定
- 掃除スケジュールの設定(朝と夜にルーティン化)
- 水拭き用の使い捨てシートをセット
設定は初心者でも比較的スムーズ(合計30分程度)。でも初回のマッピングで少し迷子になったり、家具の影響でマップ調整が必要になる場合もありました。
使って感じたメリット(私の実体験から)
- 吸引パワーに驚き!
犬の抜け毛や細かいゴミがきれいに吸い込まれ、特にカーペットの毛足の奥までしっかり掃除できました。 - マッピング精度が高く、動線が自然
LiDAR 採用で、暗い部屋でも正確に間取りを把握。初回マップ作成後は家具配置を変えても迅速にリマップされました。 - 水拭きも併用で仕上がり感アップ
使い捨てシート+軽い水拭きで、床のざらつきや日常的な汚れの除去に効果的。掃除後は木目がすっきり見えます。 - 静音モードなら夜や早朝でも使える
約45dB前後の稼働音で、テレビや話し声の邪魔にならず。眠る前にかけてもOK。 - スマート連携で音声操作が快適
「Alexa、掃除して」と言うだけで起動。エアコンと連携して就寝後に掃除、自動充電もスムーズでした。 - 禁止エリア機能で安心のリビング管理
ケーブル周りやペットエリアなどをバーチャルウォールで除外でき、誤侵入防止にも役立ちました。
気になったデメリット(実際に感じた点)
- 水拭きパッドは少量の水のみ対応
強力な水拭き用途には物足りなさ有り。床のしっかり拭きには別のワイパー併用が必要でした。 - 連続稼働時間がやや短め
フル稼働で約90~100分。広めの部屋や家具の多い環境だと途中で充電に戻ることも。 - 小型ゆえに段差や敷居では引っかかる可能性
床が厚めのカーペットや3cm程度の段差には弱めで、しばしば途中で停止するケースも。 - 付属シートの交換頻度が意外と高い
毎回1〜2枚使う頻度で、月末には追加購入が必要に感じました。
他の掃除機との比較
以前使用していた中価格帯のA社ロボット掃除機(約4000Pa)は、吸引力不足でカーペットの毛が残りやすかった印象。それに比べてK11+の6000Pa吸引力は違いが明確に実感できました。
B社製の大容量バッテリータイプは水拭きに強く稼働時間も長かったものの本体が大きく、狭いスペースには置き場所が厳しかったため、K11+のコンパクトさと吸引力のバランスに魅力を感じました。
使用期間による印象の変化と気づき
初週はマップがうまく取れなかったり掃除途中で止まることもありましたが、2週目にはマッピング精度が安定。1ヶ月後にはスケジュール稼働が日常になりました。
3ヶ月目にはシート交換の習慣も定着し、家族みんなが「今日は掃除機が始まる日だね」と認識するほど自然に浸透しました。
よくある質問(FAQ)
- Q. カーペットやラグの毛もしっかり取れますか?
- A. 小型ながら6000Paの吸引力があるので、ラグの毛もしっかり吸引。抜け毛の多い家庭でも満足できます。
- Q. 水拭き専用のタンクは必要ですか?
- A. 水拭き機能は使い捨てシート+軽い水量で対応。専用タンクではないため、しっかり拭くにはワイパー併用が必要。
- Q. マッピングがうまくいかないときは?
- A. 明るさが暗い・家具が多い環境では最初のマップ精度が下がることがあります。一度完了した後は、家具配置を変えて再度マッピングすると改善しました。
- Q. 長時間放置しても問題ありませんか?
- A. 自動充電機能があるため古いバッテリー残量でも安心。ただし水拭き用のシートをセットしたまま放置すると乾燥・カビリスクがあるので要注意です。
総合評価(★5段階評価)
- 吸引力:★★★★★
- マッピング精度:★★★★☆
- 静音性:★★★★☆
- 水拭き性能:★★★☆☆
- 操作の簡単さ:★★★★☆
- コストパフォーマンス:★★★★☆
総合評価としては★4.4/5ポイント。家庭で日常清掃をここまで自動化できる満足感は大きく、初めてのロボット掃除機として十分におすすめできるモデルです。
こんな方におすすめ
- ロボット掃除機初心者で、まずはコンパクトで操作がわかりやすいモデルを選びたい方
- 犬やペットの毛や髪の毛など抜け毛が気になる方
- コンパクト設計でもパワフルに吸引してほしい方
- スマート連携(Alexa/Google Home/IFTTT/Siri)を日常に取り入れたい方
最後に
K11+を使い始めてから、家の中の床がいつもある程度きれいである安心感を得ました。家事時間の節約にもつながり、初めてのロボット掃除機として十分な価格と機能のバランスを感じました。