少しずつ寒くってくる10月。
エアコンの暖房を使い始めた家庭もあるかと思います。
でもやっぱり、エアコンの暖房は電気代が高いですよね。
少しでも節電したい家庭にとっては大問題。
冬場の暖房設定温度についてはこちらをご覧ください。
そこで登場するのが、
「こたつ」
です。
冬場のこたつ最高!
一度入ったら中々抜け出せませんよね。
でもこたつの電気代って、どうなの?
高いの?安いの?
って疑問に思う方もいるかと思います。
こたつの電気代について解説していきたいと思います。
この記事を読んで頂ければこたつの電気代についての悩みが消えます。
「こたつの電気代は安い」
だけど対策しないと電気代マシマシの環境悪化
では深堀していきましょう。
そもそもこたつの消費電力は?
4人程度が使えるサイズの大きいこたつで見てみましょう。
各社の公開しているデータを見てみると、
「こたつの中があたたまるまで」→「500W~600W程度」
「弱」→「100W程度」
「強」→「200W~300W程度」
となっています。
想像している電力よりも少なく感じる方が多いかもしれません。
他の家電製品と比較してみましょう
あくまで平均的な数値なので、各ご家庭で使っているものと完全に数値が一緒ということではありません。
参考数値としてご覧ください。
「ドライヤー強」 | 「1200W」 |
「ドライヤー弱」 | 「600W」 |
「液晶テレビ」 | 「300W~500W」 |
「掃除機」 | 「800W~1000W」 |
「冷蔵庫」 | 「100W~300W」 |
このように見てみると、
あたたまるまでが、ドライヤー弱と同じ位。
弱~強でも冷蔵庫の消費電力と変わらないというのが分かると思います。
電気代は?
上記で、こたつの消費電力は、
「こたつの中があたたまるまで」→「500W~600W程度」
「弱」→「100W程度」
「強」→「200W~300W程度」
と解説しました。
1kWhとは?
1kW=1000Wになります。
1kWhのhというのは、1時間(hour)を表しています。
ざっくり1kWhあたりの電気代を28円として計算してみましょう。
1kWhの電気代は、各家庭の契約している電気会社によって変動しますので注意してください。
1時間だと
「弱」→「100W程度」=2.8円
(28円/1000Wh×100W=2.8円)
「強」→「200W~300W程度」=5.6円~8.4円
(28円/1000Wh×200Wor300W=5.6円~8.4円)
あれ?思っていたよりも安い。
「こたつの中があたたまるまで」→「500W~600W程度」=14.0円~16.8円
(28円/1000Wh×500Wor600W=14.0円~16.8円)
やはり、温まるまでは少し高くなってしまいますね。
ですが、暖かくなるまで1時間もかかりませんよね。
10分~20分ぐらいつけていれば温まります。
暖かくなるまで20分600Wとすると、5.6円です。
(16.8円/60分×20分=5.6円)
「弱」→「100W程度」=2.8円
「強」→「200W~300W程度」=5.6円~8.4円
「暖かくなるまで20分600W」=5.6円です。
ということになります。
【1時間強で使用した場合】11.2円
「暖かくなるまで20分600W」=5.6円
(28円÷1000Wh×600W÷60分×20分=5.6円)
「残り40分を強(300W)で使用」=5.6円
(28円÷1000Wh×300W÷60分×40分=5.6円)
合計=5.6円+5.6円=11.2円
【1時間弱で使用した場合】7.46円
「暖かくなるまで20分600W」=5.6円
(28円÷1000Wh×600W÷60分×20分=5.6円)
「残り40分を弱(100W)で使用」=1.86円
(28円÷1000Wh×100W÷60分×40分=1.86円)
合計=5.6円+1.86円=7.46円
3時間だと
【3時間強で使用した場合】28.0円
「暖かくなるまで20分600W」=5.6円
(28円÷1000Wh×600W÷60分×20分=5.6円)
「残り160分を強(300W)で使用」=22.4円
(28円÷1000Wh×300W÷60分×160分=22.4円)
合計=5.6円+22.4円=28.0円
【3時間弱で使用した場合】13.07円
「暖かくなるまで20分600W」=5.6円
(28円÷1000Wh×600W÷60分×20分=5.6円)
「残り160分を弱(100W)で使用」=7.47円
(28円÷1000Wh×100W÷60分×160分=7.47円)
合計=5.6円+7.47円=13.07円
1、3時間強弱での比較
弱(100W) | 強(300) | |
1時間 | 7.46円 | 11.2円 |
3時間 | 13.07円 | 28.0円 |
表のような結果となりました。
1ヵ月
1ヵ月(30日)だと
1ヵ月(30日)で計算してみましょう。
全ての数値に30(日)をかけます。
弱 | 強 | |
1時間 | 223.8円 | 336.0円 |
3時間 | 392.1円 | 840.0円 |
このように見てみると、
こたつって思いのほか安く使えることがわかりますね。
ですが強で長い時間使い続けると、どうしても高くなってしまいます。
弱と比べて倍以上の差があります。
なにかしら対策を取る必要がありますね。
「弱」で使うための節電対策
カーペットorラグ
カーペットorラグは、必須です。
ほとんどの方は、こたつを使用するときに敷いていると思いますが。
やはり、畳やフローリングに直接のこたつはNG。
どんどん熱が逃げていきます。
+断熱シート
断熱シートをプラスすることで、より熱が逃げにくくなります。
これにより、こたつ内部の熱を閉じ込めることができます。
このような対策を実施することで、弱運転でも熱を逃がさずに効率よく使用することができます。
断熱シートはあれば尚いいというだけで必須ではありません。
パーシーの家では
パーシー家では、
フローリングの上に、置き畳。
置き畳の上に、ラグ。
ラグの上に、こたつ。
という風に設置しています。
弱でも暑いぐらいなります。
まとめ
こたつの電気代について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
想像していたより高かったですか?
それとも
安かった?
人それぞれだと思います。
節電節電!と言って寒い環境で過ごすことはやめましょう。
それで風邪を引いたら本末転倒です。
家族にも迷惑掛かりますし、仕事をしている方なら会社にも迷惑が掛かります。
快適な環境を作りながらも、節約をしてお金に対する不安を無くしていきましょう。
では